イベントレポート
【CES 2019】ケンウッド、SUPER GT向けオンボード車載カメラを展示。フルHD映像を記録可能
2019年1月15日 07:36
ケンウッドは、米ラスベガスで開催された「CES 2019」において、SUPER GTに提供しているオンボード用車載カメラなどの展示を行なった。
ケンウッドはオーディオメーカーとしてCESに初期から出展。展示内容もカーオーディオやカーナビを中心としており、アメリカで展開するさまざまな製品を展示していた。
そのケンウッドブースの中心に置かれていたのがアキュラ「NSX」。てっきりカーオーディオの展示を行なっているかと思ったのだが、NSXのバックパネルには、SUPER GTのGT300クラスで活躍する34号車 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹組)が大きく掲示されたバックボードがあり、SUPER GTのプロモーションだと分かる。
ケンウッドは、このNSX GT3を使用する34号車をサポートするほか、SUPER GTの公式車載カメラを担当。会場に置かれたNSXにも搭載されていたほか、単体展示も行なっていた。
車載カメラの説明を見ると、このカメラでは1920×1080ピクセルのフルHD映像の撮影が可能。24mm相当の広角レンズを用い、撮像素子には1/2.3インチの12.4メガピクセル裏面照射CMOSを使用している。ライブモニタリングもできるほか、ワイヤレスLAN(つまりWi-Fi)を利用してのリモートオペレーションもできるようだ。
SUPER GTはそれほど米国で知られていると思わないが、こうやって少しでも多くの人に認識されるのはうれしいところ。映像権利関係の関係からかオンボード映像がガンガン流れている展示ではなかったが、次回のCESではその辺りの展示にも期待したい。