イベントレポート

【フランクフルトショー 2019】ホンダ、新型「フィット」の欧州投入モデルは全てハイブリッドに

2019年9月10日(現地時間) 発表

本田技研工業の英国現地法人ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド 社長の井上勝史氏

 本田技研工業は9月10日(現地時間)、ドイツフランクフルトで開催されているフランクフルトモーターショー 2019において、今後欧州に投入予定の新型「Jazz(日本名:フィット)」のラインアップを全て2モーターハイブリッドシステム「i-MMD」搭載モデルに統一することを明らかにした。

 新型EV(電気自動車)「Honda e」量産モデルが世界初公開されたプレスカンファレンスでは、本田技研工業の英国現地法人ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド 社長の井上勝史氏が登壇、同社では欧州で販売されるすべての4輪商品を2025年までに電動車両に置き換えることを目指しており、欧州に導入予定の新型Jazzについていも全モデルハイブリッド化するなど、4輪商品の電動化を加速していく考えが示された。

2020年に発売する新型「Honda e」を世界初公開
すべての4輪商品を2025年までに電動車両に置き換えることを目指して2019年初頭に「CR-V HYBRID」を販売開始
全モデルハイブリッド化される新型Jazzの予告がされた

 また、欧州でのエネルギーマネジメント事業に関して、Honda eの2020年発売に合わせて、単方向充電器を通じたソリューション事業を開始。EVユーザーと電力サービス事業者の間で、双方向充電器を通じた電気を融通しあう双方向のソリューション事業も2020年代前半に開始をする予定であることが明らかにされた。

エネルギーマネジメント事業に関して双方向のソリューション事業を2020年代前半に開始予定であることが示された

編集部:椿山和雄