イベントレポート 東京オートサロン 2020

BBSブランド誕生50周年。アルミ材がホイールになる過程などBBSの鍛造技術を紹介

2020年1月10日~12日 開催

入場料:特別入場券3500円、大人一般入場券2500円、中・高校生一般入場券1800円(全日とも保護者同伴に限り小学生以下無料)

ホイールの元となるアルミ材「ビレット」の展示

 幕張メッセ(千葉県美浜区)で開催された「東京オートサロン2020」(1月10日~12日)。BBSジャパンは、軽量で剛性の高いホイールを実現する鍛造技術の紹介など、1970年にドイツ シルタッハで誕生したBBSブランド50周年の歴史を感じさせる展示を行なった。

 BBSブースにはホイールの元となるアルミ材「ビレット」が展示され、高温に熱したビレットを大型プレス機で圧力を加えて形成していく鍛造技術、ローラーで絞り込んでホイールリム部を成形するスピニングなど、アルミ材がホイールとなっていく過程を紹介する展示コーナーを用意。

アルミ材がホイールとなっていく過程を紹介する展示コーナー

 ブースにはBMWで純正採用されたBBSホイールを装着する1987年式「M535i」と現行モデルの「M5」という新旧「M5」を並べて展示。50年の歴史において大型化してきたホイールの進化を示した。

BMWに純正採用されたBBSホイールを装着する1987年式「M535i」
新旧「M5」を並べて大型化してきたホイールの進化を紹介

 また、BBSの鍛造技術はモータースポーツとの関わりの中で磨かれていったものとし、1995年のF1参戦用に開発してフェラーリ「412T2」で採用されたマグネシウム鍛造1ピースホイールを展示。来場者が手で持ち上げることもできる体験コーナーとなっていて、その軽さを感じることができた。

1995年のF1参戦用に開発してフェラーリ「412T2」に採用されたマグネシウム鍛造1ピースホイールを持ち上げることができる体験コーナー
BBSブース

編集部:椿山和雄