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BMW、「M5」をチューンアップして最高出力を625PSに引き上げた「M5 コンペティション

車高を7mm下げ、コイルスプリングを約10%硬くして旋回性能を最適化

2019年1月25日 発売

1823万円

新型モデル「M5 コンペティション」(1823万円)

 ビー・エム・ダブリューは1月25日、プレミアムセグメントのスポーツセダン「M5」をベースに、サーキット走行性能を高めた新型モデル「M5 Competition(コンペティション)」を発売した。価格は1823万円で、ステアリング位置は左右どちらも用意する。

 M5 コンペティションでは搭載するV型8気筒4.4リッターツインパワーターボエンジンにさらなるチューニングを施し、最高出力を25PS向上。最高出力460kW(625PS)/6000rpm、最大トルク750Nm/1800-5860rpmを発生し、ドライブロジック付き8速ATとMモデル専用4WDシステム「M xDrive」によって路面に伝え、0-100km/h加速をベースモデルの3.4秒から3.3秒に短縮している。また、パワートレーンでは官能的なサウンドを奏でる「M スポーツ・エキゾースト・システム」を採用。よりスポーティでダイナミックなドライビングを実現する。

 このほか、足まわりでは車高を7mm下げ、コイルスプリングの設定をベースモデルから約10%硬くすることで、コーナーリング性能やステアリングの操作レスポンスを最適化している。

 外観ではMモデルの象徴となっている「サイド・ギル」や前出のM スポーツ・エキゾースト・システムのほか、キドニーグリル、リアスポイラー、ミラーキャップなどをブラック仕様に変えてアグレッシブなテイストを強調し、個性化を図った。

M5 コンペティションのボディサイズは4965×1905×1480mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2980mm。車両重量は1950kg
サイド・ギルやM スポーツ・エキゾースト・システム、キドニーグリルなどをブラック仕様に変更
「S63B44B」型エンジンはチューニングが施され、最高出力460kW(625PS)/6000rpm、最大トルク750Nm/1800-5860rpmを発生。ベースモデルのM5から最高出力が25PS向上し、最大トルクの発生回転上限が5600rpmから5860rpmに拡大
M5 コンペティションのインテリア。トランスミッションはベースのM5と同じドライブロジック付き8速ATを採用