イベントレポート 東京オートサロン 2024

マツダ毛籠社長、「2月1日にロータリーエンジン開発グループを立ち上げる」と東京オートサロン2024で発表

2024年1月12日~14日 開催

東京オートサロン2024の会場でロータリーエンジンの開発グループ立ち上げを発表したマツダ毛籠社長

 マツダは1月12日、「東京オートサロン2024」(幕張メッセ:1月12日~14日開催)でプレスカンファレンスを実施し、登壇した代表取締役社長兼CEO 毛籠勝弘氏が「2月1日にロータリーエンジンの開発グループを立ち上げます」と明かした。

 毛籠社長は冒頭に、2023年に富士スピードウェイと岡山国際サーキットで開催した「マツダファンフェスタ」に触れ、「多くの方にご来場いただき、サーキット走行やもの作り体験、試乗体験、ショッピング、カフェやランチ、コスメ体験、そしてレース観戦や応援など、とても楽しい1日を過ごすことができました」と報告。続けて「昨年11月にブランド体験推進本部を発足させ、この体験の楽しさを皆さんともっともっと共有していけるように活動を進めていき、クルマを楽しみたい人のブランドへと成長していきたいと思います」とコメントした。

コンパクトスポーツカーコンセプト「アイコニック SP」のスペックを紹介する毛籠社長

 また、ジャパンモビリティショー2023に出展した2ローターRotary-EVシステムを搭載するコンパクトスポーツカーコンセプト「アイコニック SP」の反響がとても大きく驚いたと報告するとともに、「皆さまに背中を押されて、この夢に近づくべく、2月1日にロータリーエンジンの開発グループを立ち上げます。カーボンニュートラル時代に向けた課題をブレイクスルーするため、エンジン方式の垣根を越えた広い技術的視座と最先端の内燃機関技術、そしてマツダ得意のモデルベース開発の使い手として鍛錬を積んだエンジニアたちが再結集します。越えるべき技術課題はそう甘くはないですが、飽くなき挑戦の新しいチャプターへの一歩を進められればと思っています」と今後の抱負を語った。

ジャパンモビリティショー2023で公開したコンパクトスポーツカーコンセプト「アイコニック SP」
編集部:塩谷公邦