イベントレポート 東京オートサロン 2024

マツダ、「MAZDA SPIRIT RACING」ブランドで開発中の2.0リッターエンジン搭載のソフトトップ「ロードスター」など公開

2024年1月12日~14日 開催

2台のコンプリートカーと代表取締役社長兼CEOの毛籠勝弘氏(左)、MAZDA SPIRIT RACINGチーム代表の前田育男氏

 マツダは1月12日、「東京オートサロン2024」(幕張メッセ:1月12日~14日開催)にて、MAZDA SPIRIT RACINGブランドから登場させるべく、現在市販化に向けて開発中というスペシャルモデルのコンセプトカー「MAZDA SPIRIT RACING RS concept」と「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept」を公開した。

 モータースポーツ活動を推進している「MAZDA SPIRIT RACING」のチーム代表を務める前田育男氏は「ようやく皆さんにお披露目する日がきました」とよろこびを噛みしめるように2台を紹介。

 第1弾として検討しているのが「ロードスター」のスペシャルモデル「MAZDA SPIRIT RACING RS concept」で、国内初投入の2.0リッターエンジンを搭載したソフトトップモデル。2021年から参戦しているスーパー耐久シリーズで培ったノウハウを生かし、そのままサーキットも楽しめるクルマを目指し、エンジンと足まわりにてを加えた上で、レーシーなアピアランスに仕立てるとしている。現ロードスターオーナーはもちろん、もう少し速さにこだわるオーナーも魅了できるクルマを目指すという。

MAZDA SPIRIT RACING RS concept

 また、第2弾として検討しているのは、「MAZDA3」のスペシャルモデル「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept」で、基本の考え方はロードスターと同じだが、スペックなど詳細は現在検討中という。ただし、スーパー耐久に参戦している55号車 MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptのイメージとつながる「モータースポーツ直系」を感じられる内容に仕立てたいと説明した。

MAZDA SPIRIT RACING 3 concept

 また前田氏はMAZDA SPIRIT RACINGを、「マツダのサブブランドとして育てていきたい」と今後の抱負を語った。

編集部:塩谷公邦