イベントレポート 東京オートサロン 2026

トーヨータイヤ、TOYOTA GAZOO Racingと協働で世界ラリーレイド選手権参戦

AIの力も借りた新デザインタイヤ公開

2026年1月9日~11日 開催
W2RCに参戦予定のトヨタ「ハイラックス」をベースにした「DKR GR Hilux」(レプリカ)

 TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は1月9日、開催中の「東京オートサロン2026」(幕張メッセ:1月9日~11日開催)でプレスカンファレンスを実施し、TOYOTA GAZOO Racing W2RCと協働で、世界ラリーレイド選手権(W2RC)第2戦から最上位クラスのUltimateクラスに参戦することを発表した。

TOYO TIREのブース

 車両はトヨタ ハイラックスをベースにした「DKR GR Hilux」で、特別にチューンした「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)M/T-R」を装着する。ドライバーは三浦昴選手。会場ブースでは同一デザインの車両も展示している。

TOYOTA GAZOO Racing W2RCの「DKR GR Hilux」
装着タイヤは「OPEN COUNTRY M/T-R」

 ビデオメッセージを寄せた三浦選手は、W2RCについて「世界最高峰のドライバー、最高峰のマシンと戦っていかなければいけない。僕の夢の舞台でもあるので、とてもワクワクしている」とし、「このチームであれば不可能と思うようなことでも、きっと実現できるのではないか。そんな中で僕自身、オープンカントリーと一緒に成長していけたら」と語った。

ビデオメッセージを寄せた三浦昴選手

 あわせて、同社グローバルフラッグシップブランドである「プロクセス(PROXES)」シリーズのブランドアンバサダーに、SUPER GTなどで活躍する中山雄一選手を起用し、ニュルブルクリンク24時間耐久レースのSP9クラスに「MERCEDES-AMG GT3」で参戦することも明らかにした。

ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦する「MERCEDES-AMG GT3」
同マシンが装着する「PROXES Slicks」

 ステージに招かれた中山選手は、ブランドアンバサダーとして「世界中の道をプロクセスで走って、その楽しさ、喜びを伝えて、トーヨータイヤさんと一緒にクルマに関わる全ての人が幸せになれるような活動をしていきたい」とコメント。

 さらにレーシングドライバーとしては、ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦に向け「世界中が注目しているツーリングカーレース。ライバルは強力で、渡り合っていくのは厳しいと思うが、よりよいタイヤを開発して、“ニュルブルクリンク常勝”のイメージを与えられるようなパフォーマンスを出したい」と抱負を語った。

「PROXES」シリーズのブランドアンバサダーに就任した中山雄一選手
35周年を迎えるPROXES。その35年間の進化と、飽くなき挑戦を続ける35歳の中山選手とは「高い親和性がある」としたTOYO TIRE株式会社 代表取締役社長&CEOの清水隆史氏
TOYO TIREがサポートするドライバーらが集結、2026年の意気込みを語った

 同ブースで必見の展示は、AIの助けも得ながらデザインしたというコンセプトタイヤ。特徴的なトレッドパターンをもつ「PROXES STIII」をベースに、ショルダーとサイドウォールのデザインを新たに加えている。

 担当者によれば、「ラギッド」「ワイルド」「立体感」といったキーワードをもとにAIを用いてパターンデザインの素案を生成し、それをインスピレーションの1つにしてデザイン作業を行なったという。製品化の予定は今のところないが、来場者の評価をもとに今後の製品展開に生かしていきたいとしている。

AIをデザインのヒントに活用したというコンセプトタイヤ
AIをデザインのヒントに活用したというコンセプトタイヤ
こちらは通常の「PROXES STIII」
PROXESのシリーズラインアップ
OPEN COUNTRYのシリーズラインアップ
Japan Mobility Show 2025で展示されていた「SUBARU Forester Wilderness prototype」に、キャンプ装備を架装したコンセプト展示
装着するのは「OPEN COUNTRY R/T」
日沼諭史

1977年北海道生まれ。Web媒体記者、IT系広告代理店などを経て、フリーランスのライターに。IT、モバイル、オーディオ・ビジュアル分野のほか、四輪・二輪や旅行などさまざまなジャンルで活動中。2009年より参戦したオートバイジムカーナは2年目にA級昇格、2012年にSB級(ビッグバイククラス)チャンピオン獲得。