イベントレポート 東京オートサロン 2026
販売価格1億円オーバー、コンプリートコンセプト「THE HKS」のR35GT-Rも展示されるHKSブース
2026年1月11日 11:39
エッチ・ケー・エスは、1月9日~11日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されている「東京オートサロン2026」にブースを出展している。
今年のテーマは「Customize Anything Drive Everything.-すべてのクルマに、ベストなチューンを。」で、その究極の例として展示されているのがコンプリートコンセプトモデルの「THE HKS」。そしてもう1台、筑波サーキットでのタイムアタックを主眼としたシビック タイプRベースの「HKSレーシングパフォーマー FL550R」だ。
エッチ・ケー・エス 代表取締役社長の水口大輔氏は、まずブースのコンセプトから解説。HKSではカスタマイズだけでなく、環境についても考えている。そして今年もリデュース・リユース・リサイクルの観点から、過去に使った機材を再び使用するというブースの設営をし、これによりイベント出展時に出る廃材の削減を行なっている。今回のブースのゾーニングはクルマ、パーツ、グッズという形で分けられていて、来場者が見学しやすいレイアウトを目指したという。
続いて展示車両について。HKSでは同社の技術の究極表現として「THE HKS(ジ・エッチ・ケー・エス)」という車両の販売を2年前から行なっている。HKSがユーザーに合わせてクルマを仕立てていくもので、展示されているR35 GT-Rは販売価格が1億1000万円ほど、もう1台のGRヤリスも2000万円弱のプライスがつけられている。ベース車の価格から見るとかなり高額なものとなるが、使用されるアイテムは「THE HKS」ブランド専用にパーツを開発をものとなり、その組み付けからセッティング、そしてアフターサービスまで完璧さを求めたものとなる。
「THE HKS」には走りを追求した「Dimension X」、クオリティを追求した「Dimension Y」、そして将来カスタマイズとして必要となるパーツを先行して取り付けている「Dimension Z」の3タイプが用意されている。
ブースの中央に展示されているのが筑波サーキットでのタイムアタックを主眼としたシビック TYPE Rベースの「HKSレーシングパフォーマー FL550R」。これは実際のパーツ開発に使用されている車両だ。
開発は茨城県にある筑波サーキット・コース2000のラップタイムを見据えていて、シビック TYPE R(FL5)ユーザーがサーキットでのラップタイム向上を目指すには「何が必要か?」を考えてパーツ開発を進めているとのこと。
こちらも単純にパワーを上げるだけでなく、サーキットならではの縦、横それぞれで最大Gがかかったときにクルマがどのように変化するかを考えながら開発を進めている。実際に先日、筑波サーキット初トライながら58秒776という非常に速いタイムをマークしている。この車両はエンジン本体とターボはノーマル(展示車は東京オートサロン2026に合わせてターボをHKSのスポーツサーキットGT4845に変更している)。そしてシャシーではハイパーMAX Rサスペンスキットやカーボンブレースなどを装着。タイヤはアドバンA050(F:295/30R18、R:265/35R18)を使用といわゆるライトチューンである。この仕様で筑波サーキット1分切りはおどろきの結果である。
今後GT4845スポーツタービンキットでの走行が行なわれるが、ここではタイムアップを狙うというよりも出力を上げることでクルマのバランスはどのように変化するか、どこに負担がかかってくるかを検証し、次のパーツ展開を進めていくとの説明だった。なお、開発の進み具合はHKSの公式XやYouTubeにて紹介していくという。
この後はパーツの紹介が行なわれた。まずは日本精機が展開するブランド「Defi」とのコラボレーション企画の第2弾となる追加メーターセットである。
内容は60φエレクトロニクスメーターのブースト計(200kPa)、油温計、水温計とコントロールユニットのセットで、ポイントは過去にHKSが展開した電子式メーターのデザインを踏襲したオレンジ文字タイプを採用していること。ネオクラシックカーなどの室内にもマッチする旧車をイメージしたビジュアルや、HKSの歴史をオマージュしたものになっている。

















