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ホンダ、パリショーで新型「シビック ハッチバック」&「シビック TYPE R」プロトタイプ公開

新型シビック TYPE Rは2017年後半に発売予定

2016年9月29日(現地時間)公開

2017年後半に予定している欧州での発売に先駆けて世界初公開された「シビック TYPE Rプロトタイプ」

 本田技研工業の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは9月29日(現地時間)、パリモーターショー(プレスデー:9月29日~30日、一般公開日:10月1日~16日)で「シビック」シリーズの5ドアモデルである新型「シビック ハッチバック」を公開するとともに、「シビック TYPE R」プロトタイプを世界初公開した。

 ダイナミックなスタイリングを特徴とする新型シビック ハッチバックは、1.0リッター直噴VTECターボエンジンや1.5リッター直噴VTECターボエンジン搭載車の販売を、欧州で2017年初頭より開始。その後、1.6リッターi-DTECディーゼルエンジンがラインアップに加わることがアナウンスされている。

 エクステリアでは現行モデルに対して全幅を30mm拡大し、全高は20mm下げ、ロー&ワイドなデザインとした。また、ボディーのねじり剛性を52%高めるとともに軽量化を実現したほか、「液封コンプライアンスブッシュ」などを採用したフロントストラットサスペンションとリアマルチリンクサスペンションにより、優れたハンドリング性能と快適な乗り心地を両立したという。

 インテリアでは広々とした室内空間としながら、スポーティに操れる低重心のドライビングポジションを実現したほか、広い開口部を備えつつ容量を増やしたクラストップレベルの478Lのトランクスペースにより実用性を高めている。そのほか先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」とともに、LED照明、多くの収納スペースを設置したセンターコンソール、スマートフォンと連動する新機能も追加したナビゲーションシステム「Honda Connect」などが採用されている。

ロー&ワイドなデザインが特徴の新型シビック ハッチバック
インテリアでは広々とした室内空間としながら、スポーティに操れる低重心のドライビングポジションを実現。広い開口部を備えつつ、容量を増やしたクラストップレベルの478Lのトランクスペースにより実用性も高められている

 同時に発表された4ドアモデル「シビック セダン」は、ホンダターキー・エー・エスで生産され、2017年より欧州向けに販売を開始する。スポーティなデザインに加え、1.5リッター直噴VTECターボエンジンによりパワフルで快適なドライビングを実現するという。

シビック セダン

 また、2017年後半に予定している欧州での発売に先駆けて公開されたシビック TYPE Rプロトタイプは、シビックファミリーとして10代目シビックシリーズのセダン、クーペ、ハッチバックとともに開発。これらのグローバルモデルと共通のプラットフォームを使用した新型車になる。

 現行シビック TYPE Rの特徴的なロー&ワイドなスタイリングをベースに、さらにアグレッシブで精悍さが際立つデザインを実現した。また、フロントでは大開口のフロントバンパーやボンネット部にエアベント(空気排気口)などを採用し、随所に空力性能を高める工夫を施したほか、リアバンパーにはディフューザーを備え、3本出しセンターマフラーを採用することで独創的なデザインに仕上げている。加えて20インチアルミホイールを新たに装備した。

3本出しセンターマフラー、20インチアルミホイールなどが与えられるシビック TYPE Rプロトタイプ