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BMW、「MINI クロスオーバー」をフルモデルチェンジ。ディーゼルとともに新世代ハイブリッド採用
ハイブリッドは最高速125km/h、最長約40kmまでEV走行可能
2017年2月23日 12:57
- 2017年2月23日 発売
- 386万円~483万円
ビー・エム・ダブリューは2月23日、プレミアムコンパクトSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)「MINI クロスオーバー」をフルモデルチェンジして発売した。価格は386万円~483万円。発売当初はクリーンディーゼルエンジン搭載モデルのみの展開で、今秋にMINI初の新世代ハイブリッド・モデルをラインアップに追加する予定。
モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
---|---|---|---|
MINI クーパー S E クロスオーバー ALL4 | 直列3気筒1.5リッターターボ+モーター | 6速AT | 4,790,000円 |
MINI クーパー D クロスオーバー | 直列4気筒2.0リッターディーゼルターボ(150PS/330Nm) | 8速AT | 3,860,000円 |
MINI クーパー D クロスオーバー ALL4 | 4,140,000円 | ||
MINI クーパー SD クロスオーバー ALL4 | 直列4気筒2.0リッターディーゼルターボ(190PS/400Nm) | 4,830,000円 |
エクステリアでは、MINIらしいデザインエレメントを採用しつつ、特徴的なショルダーラインのデザインやヘッドライトのスクエアなデザイン等により、力強さを表現。ボディサイズは先代モデルから全長を195mm、全幅を30mm、全高を45mm拡大し、SAVらしい迫力を演出。また、新開発のシャシーを採用することでトレッドおよびホイールベースが拡大され、MINIならではの機敏な走りを実現しつつ、ドライビングフィールが格段に洗練したという。
インテリアでは、MINIらしい円形デザインをモチーフとして採用しながら、クローム仕上げをふんだんに取り入れ、いっそう上質な空間に仕上げた。さらに、ステッチなどの細部のデザインにもこだわったレザーシートや、メモリー機能付き電動フロントシートの採用などによってプレミアム感を高めた。
また、従来モデルに比べリアシートを中心に室内空間が広くなり、快適性を向上。リアのバックレストは40:20:40分割可倒式で、トランクスペースと快適性を最適化させるため3度のバックレストの角度調整が可能になっている。トランク容量は先代モデルよりも100L拡大の450Lを実現している。
パワートレーンは、「MINI クーパー D クロスオーバー」「MINI クーパー D クロスオーバー ALL4」に最高出力110kW(150PS)、最大トルク330Nmを発生する直列4気筒2.0リッターディーゼルターボエンジンが装備され、8速ATとの組み合わせにより燃料消費率は21.3km/Lとした。また、「MINI クーパー SD クロスオーバー ALL4」に搭載される直列4気筒2.0リッターディーゼルターボエンジンは最高出力140kW(190PS)、最大トルク400Nmを発生し、8速ATと組み合わせて燃料消費率は20.8km/Lを実現している。
今秋に導入される予定の「MINI クーパー S E クロスオーバー ALL4」は、最高出力100kW(136PS)、最大トルク220Nmを発生する直列3気筒1.5リッターターボエンジンに、最大出力65kW(88PS)、最大トルク165Nmの電気モーターを組み合わせた4輪駆動の新世代ハイブリッドモデル。6速ATと組み合わされ、ガソリンエンジンで前輪を、電気モーターで後輪を駆動し、悪路での走破性のみならず停止状態からの加速性能、高速走行時の安定した動力伝達、高い効率を実現したといい、最高速125km/h、最長距離約40kmを電気モーターのみで走行することが可能。後部座席の下には、電気モーターを駆動する電池容量7.6kWhのリチウムイオンバッテリーが収納され、200V電源で空の状態から約3時間での満充電が可能になっている。
新型MINIクロスオーバーの全モデルは、ポスト新長期規制をクリアした「クリーン・ディーゼル自動車」としてエコカー減税対象モデルとなり、自動車取得税および重量税が100%減税、翌年度の自動車税が75%減税される。