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トヨタ、英国でのTNGA採用モデル生産に向け新規投資

英国工場へ2億4000万ポンド(約340億円)以上を投入し、工場を刷新

2017年3月16日(現地時間) 発表

トヨタ・モーター・マニュファクチュアリングUK バーナストン工場

 トヨタ自動車の欧州統括会社であるトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)は3月16日(現地時間)、英国生産拠点であるトヨタ・モーター・マニュファクチュアリングUK(TMUK)のバーナストン工場の競争力を高めるため、同工場に対して2億4000万ポンド(約340億円:1ポンド=約140円で換算)以上の新規投資を行なうと発表した。

 同工場では、今回の新規投資により設備やシステムの新規導入、最新の生産技術の採用を行なうなど、TNGAプラットフォームを使用した車両の生産に向けて工場の刷新を図っていく。

 なお、この投資には英国政府から、同工場における人材育成や研究開発、環境負荷軽減活動に対して最大2130万ポンド(約30億円)の支援が行なわれる。

 TMEのヨハン・ファンゼイル社長は「トヨタは、欧州生産拠点をグローバルレベルで競争力のある工場にすべく、取り組みを進めており、今回のTNGAの思想に基づく生産技術の導入も、その一環である。TMUKの従業員はもちろん、サプライヤーとともに一丸となって、これまで高品質なクルマづくりに取り組んできたからこそ、今回の投資を決定することができた。英国政府からの支援に感謝申し上げたい」と述べるとともに「トヨタは、バーナストン工場の競争力を高めるために最大限の努力をしており、このたびの投資につながった。今後の発展には、引き続き、EU市場への関税かつ非関税障壁のない、自由なアクセスを保つことが必要不可欠だと考える」とコメントしている。