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トヨタ、TNGA第2弾となる新型コンパクトSUV「C-HR」12月14日正式発売

JC08モード燃費はハイブリッド車で30.2km/L

2016年12月14日 発売

ガソリンエンジンモデル:251万6400円~277万5600円

ハイブリッドモデル:264万6000円~290万5200円

新型コンパクトSUV「C-HR」

 トヨタ自動車は12月14日、新型コンパクトSUV「C-HR」を発売した。「プリウス」と共通プラットフォームを採用するTNGA(Toyota New Global Architecture)第2弾モデルとなる。価格はガソリンエンジンモデルが251万6400円~277万5600円。ハイブリッドモデルが264万6000円~290万5200円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
S-T直列4気筒DOHC 1.2リッターターボCVT4WD2,516,400円
G-T2,775,600円
S直列4気筒DOHC 1.8リッター+1NMモーター電気式無段変速機2WD(FF)2,646,000円
G2,905,200円

 C-HRは、JC08モード燃費15.4km/Lを実現するガソリンエンジンモデル「G-T」「S-T」、JC08モード燃費30.2km/Lを実現するハイブリッドモデル「G」「S」の4つのモデルをラインアップ。ボディサイズは4360×1795×1550mm(全長×全幅×全高、4WD車の全高は1565mm)。ホイールベースは2640mm、最小回転半径は5.2mとなる。

ガソリンエンジンモデルG-T、S-T

G-T(ブルーメタリック)
S-T(ブラックマイカ)
S-T(イエロー)

 G-T、S-Tは、最高出力85kW(116PS)/5200-5600rpm、最大トルク185Nm(18.9kgm)/1500-4000rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.2リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションはCVTが組み合わされ、駆動方式は4WDとなる。

ハイブリッドモデル G、S

S(ホワイトパールクリスタルシャイン)
S(センシュアルレッドマイカ)
G(ラディアントグリーンメタリック)

 G、Sは、最高出力72kW(98PS)/5200rpm、最大トルク142Nm(14.5kgm)/3600rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.8リッターエンジンと最高出力53kW(72PS)、最大トルク163Nm(16.6kgm)を発生するモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。駆動方式は2WD(FF)となる。

TNGAの第2弾モデル

 C-HRは「もっといいクルマづくり」の実現に向けたクルマづくりの構造改革TNGAの第2弾として投入されるモデル。TNGA第1弾のプリウスとプラットフォームを共通にしながら、世界のさまざまな道での走行テストや欧州の一般道路でのステアリングやショックアブソーバーのチュー二ングなど、運動性能を高める「味付け」を施し「我が意の走り」を実現させたという。

 2016年5月には、TOYOTA GAZOO Racingの活動を通じて、ドイツで開催された第44回二ュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦して完走を果たしている。

TNGA
高剛性ボディと高強度キャビン
シャシー
ハイブリッドシステム
TOYOTA C-HR Racing

「ダイヤモンド」をモチーフにしたボディデザイン

 エクステリアデザインは、「センシュアル スピード-クロス」をキーワードにスピード感あるキャビン形状・彫刻的な面造形、「ダイヤモンド」をモチーフに強く絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアの対比など、独創的なスタイルを追求した。

デザインスケッチ
アイディアスケッチ、初期モデル、プロダクト
G(メタルストリームメタリック)
G(メタルストリームメタリック)
リアドアハンドル
天井のくぼみ(ダイヤモンド形状)
ドアトリムオーナメント(ダイヤモンド形状)

 インテリアは質感・形状・色など細部にこだわり、大人の感性に響く意匠を追求。メーターを中心とした操作パネルをドライバーに向けて配置するなど、運転に集中できるドライバーズ空間を実現させた。

G(内装色:リコリスブラウン)
S(内装色:ブラック)

全車に「Toyota Safety Sense P」を標準装備

 装備面では、全車に衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」、電動パーキングブレーキ、本革巻き3本スポークステアリングホイール、スマート工ントリー&スタートシステムなどを標準装備。

 上級モデルとなるG、G-Tでは、18インチアルミホイール、LEDフロントフォグランプ、ブラインドスポットモ二ター、クリアランスソナー&バックソナー、上級ファブリック+本革を組み合わせたシート表皮などを採用する。

Bi-Beam LEDヘッドライト+LEDクリアランスランプ+LEDシーケンシャルターンランプ+LEDデイライト
LEDシーケンシャルターンランプ

ボディカラーは8色

 ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」「メタルストリームメタリック」「ブラックマイカ」「センシュアルレッドマイカ」「ダークブラウンマイカメタリック」「イエロー」「ラディアントグリーンメタリック」「ブルーメタリック」の8色を設定する。

G(ホワイトパールクリスタルシャイン)
G(メタルストリームメタリック)
G(ブラックマイカ)
G(センシュアルレッドマイカ)
G(ダークブラウンマイカメタリック)
G(イエロー)
G(ラディアントグリーンメタリック)
G(ブルーメタリック)
車名 ロゴ

 生産工場はトヨタ自動車東日本 岩手工場で月販目標台教は6000台。なお、C-HRは、2017年1月2日~3日に開催される「第93回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」の運営車両として登場予定。