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写真で見る トヨタ「C-HR」(プロトタイプ)
2016年11月14日 04:00
トヨタ自動車「C-HR」はコンパクトサイズのSUV。国内はもとより北米、欧州など世界的に需要が高まっているカテゴリーに投入されるニューモデルだ。
C-HRのコンセプトモデルは2014年のパリモーターショーに初出展された後、2015年のフランクフルト国際モーターショー、そして第44回東京モーターショーでも展示されていたので、実車を目にした人も多いはずだ。今回、撮影が可能となったのはプロトタイプで、市販モデルが発表されるのは12月中旬の予定となっている。
C-HRは「コンパクトなボディがリフトアップされた格好いいプロポーション(Compact High Rider)」「ハッチバックのようにキビキビ走るクロスオーバー(Cross Hatch Run-about)」を意味したもの。トヨタの現行モデルとしては唯一となる記号的な車名となっており、従来車とは一線を画すセグメントに位置するモデル、という強い意思を感じさせるものとなっている。
シャシーは現行の「プリウス(50型)」と同じく「TNGA(Toyota New Global Architecture)」を採用する。ただし、プリウスとは異なり車高が高く、大径タイヤを装着するといったモデルであることから、アンダーボディの一部を専用部品で構成。また、前ストラット、後ダブルウイッシュボーンのサスペンション形式はそのままに、ザックス製のショックアブソーバーや大径スタビライザー、大径ブレーキローターの装着などにより「気持ちよいハンドリング」「質感高い乗り心地」「安全・安心」を実現している。
スペックは現時点では限られた部分のみが公表されており、ボディサイズは4360×1795×1550(全長×全幅×全高、4WD車は1565)mm。ホイールベースは2640mm、最小回転半径は5.2m。
パワートレーンは1.8リッターハイブリッドと1.2リッターターボが用意される。ハイブリッド車のスペックは最高出力(エンジン/モーター)が72kW(98PS)/53kW(72PS)。最大トルクは142Nm(14.5kgm)/163Nm(16.6kgm)。ガソリンエンジン車は最高出力85kW(116PS)、最大トルク185Nm(18.9kgm)。駆動方式はハイブリッド車が2WD(FF)、ガソリンエンジン車が4WDとなる。
グレードはハイブリッド車が「G」「S」、ガソリンエンジン車が「G-T」「S-T」の4タイプ。主要装備は「Toyota Safety Sense P」「6エアバッグ」が全車標準となるほか、「ブラインドスポットモニター(BSM)」がG/G-Tグレードに標準、「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」がG/G-Tグレードにオプション設定される。