トヨタ自動車の新型SUV「ハリアー」の発売に合わせてトヨタモデリスタインターナショナル、TRD(トヨタテクノクラフト)から新型ハリアー用のカスタマイズパーツが発売されている。
そのプロモーションとしてモデリスタとTRD、それにTOM'S(トムス)を加えたトヨタ系のカスタマイズメーカー3社が合同で新型ハリアーを中心とした撮影会を開催。Car Watchでは上記3社の展示車を全車紹介していく。
先に公開された記事ではモデリスタとTRDを掲載したが、今回はトムスが用意した「C-HR」「プリウス」を取り上げる。
トムスの「TOM'S X795 C-HR」。外観は「フロントスポイラー」(塗装済み税別4万2000円、素地税別3万6000円)、「サイドステップ」(塗装済み税別5万7000円、素地税別5万10000円)、「リアバンパーフィン」(塗装済み3万4000円、素地税別2万8000円)を装着 国内の主要レースにおける有力チームであり、スポーツ系カスタマイズパーツを企画販売するトムスが手がけたのが「TOM'S X795 C-HR」というカスタマイズモデル。外観はエアロパーツが目立つが、サスペンションキットやボディ補強パーツも装着していて、エンジン関係はスロットルコントローラーも付いているので走りのよさも楽しめる仕上がりになっている。ただし、今回は車両撮影がメインの取材なので、走行インプレッションは行なっていない。
外装パーツ3点がセットになった「スタイリングパーツセット」を設定(塗装済み税別13万円、素地税別11万2000円) TOM'S X795 C-HRの開発にあたっての話を、トムスの自動車用品事業部 課長の高橋勉氏に伺ってみた。高橋氏いわく「C-HRは50系プリウスのプラットフォームを共用しているので、クルマ自体がしっかりしています。それだけに走りのよさも楽しめるクルマです。でも、車高が高いのとそれに伴ってロールも大きめでなので、スポーティに走ろうと思うとそこが気になるところです。前出のようにボディは大変いいので、それを走りにも生かすことを意識して作っています。もちろん、ストリートでの快適さは残したうえでの話です」。
「それに加えてエンジンまわりも改良を加えています。デモカーはハイブリッドモデルなので、手を入れたのは電子制御スロットルのアクセル操作に対する開閉特性の変更です。万人向けに設定しているノーマルのスロットル特性を、レスポンス向上の方向へ変更させます。たったこれだけでも走りは変わってきて、サスキットやボディ補強と合わせると、例えばポルシェのマカンなどのようなスポーティSUVにアップグレードできるのではないでしょうか」とのことだ。
フロントスポイラーは、センター下部から車体の下に効果的に走行風を取り入れることでダウンフォースを得る構造。スポイラーの両サイドは厚みを増すことで、揚力や車体下面の風の流れを乱す原因になるタイヤハウス内への風の巻き込みを軽減させる ボディサイドを流れる風が車体下面に流れ込まないようなサイドステップ形状にしている 車内の空気を効果的に喚起できる「スポーツサイドバイザー」(税別1万2000円)。室温が急に変わることもなく、流れ込んだ走行風で後席が不快になることもない リアはバンパーのサイドにリアバンパーフィンが追加される マフラーは「トムスバレル・HV FOR ノーマル チタンテール」(税別17万円)を装着。テール形状は90φオーバル 18インチアルミホイールの「TH-01」(税別3万2000円/本)。サイズはフロント、リア共に18×7.0J+48 こちらは18インチアルミホイールの「TH-02」(税別3万5000円/本)。サイズはフロント、リア共に18×7.0J+48 ヘッドレストパッド(税別6200円)、シートベルト用のショルダーパッド(税別2000円)、腰のホールド性を上げるランバーサポートクッション(税別1万5000円)を装着するインテリア。価格はすべて1個のもの “TOM'S”のロゴが入るプッシュスタートボタン(税別2800円)。純正ボタンと交換するタイプ iPhoneなどの充電に適した2.1Aの電源が取れる高性能USB(税別5600円)。2口あるので合計4.2Aの電気が供給できる 電子スロットルコントローラー「L.T.S.III」(税別3万8000円)。電子スロットルの開度を6段階で調整できる。装着はカプラーオン こちらは8NR-FTSターボエンジン搭載車用のパワーアップアイテム「パワーBOX」(税別3万8000円)だ。ECUに行く圧力センサー値をコントロールすることで、ブーストアップさせる効果がある。トムスの社内テストでは最高出力で21PS、最大トルクで26Nmの出力向上を確認しているとのこと オイルフィラーキャップガーニッシュ(税別1000円) まだまだ人気の30系プリウスに向けた新カスタマイズパーツ。レクサスIS F風の4本出しテールマフラーとLEDテールが追加
トムスからはもう1台、プリウス(ZVW30系)のデモカーも持ち込まれていたが、こちらには「LEDテールランプ」(税別4万5000円。8月発売予定)と「エキゾーストシステム・トムスバレル・オフセット4テール」(税別11万5000円)、それに「オフセット4テール専用リアアンダースポイラー」(塗装済み税別5万5000円・素地税別4万5000円)といった3つの新アイテムが装着されている。
パーツをフルに装着した「TOM'S W590M PRIUS」 「エキゾーストシステム・トムスバレル・オフセット4テール」「オフセット4テール専用リアアンダースポイラー」が新製品 「LEDテールランプ」の点灯パターン。3本のLEDチューブを使用して、部品型式認証のEマークも取得しているので車検にも適合する