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伊ランボルギーニ、新たにウラカンのハイウェイパトロールカー「ウラカン・ポリツィア」をイタリア警察に納車

通常の警察業務以外に、輸血用血液や臓器の緊急搬送にも使用

2017年3月30日(現地時間) 納車

3月30日(現地時間)に行なわれたセレモニーの様子

 伊ランボルギーニは3月30日(現地時間)、「ウラカン」の警察用モデル「ウラカン・ポリツィア」をイタリア・ハイウェイパトロールへ納車した。

 今回納車された「ウラカン・ポリツィア」は、ボローニャのハイウェイパトロール任務に従事し、通常の警察業務だけでなく、輸血用血液や臓器の緊急搬送にも使用される。

 ローマのヴィミナーレで行なわれたセレモニーでは、警察署長 兼 市民保護局長のフランコ・ガブリエリ氏も出席し、アウトモビリ・ランボルギーニのCEO ステファノ・ドメニカリ氏から内務省のマルコ・ミンニーティ大臣に鍵が手渡された。また、サンタアガタ・ボロネーゼにあるランボルギーニ・ミュージアムから、2009年モデルのガヤルド・ポリツィアがローマ警察に贈呈され、今後ローマのハイウェイパトロール交通博物館に常設展示される。

 今回納車されたウラカン・ポリツィアは、最高出力610HPのV型10気筒エンジンが搭載されており、駆動方式は4WDでシャーシはアルミニウムとカーボンファイバーのハイブリッド型。

 ボディカラーはイタリア警察の公式カラーである「ポリス・ミディアムブルー」と白を採用。ウラカン・ポリツィアのために制作された特別なレタリングが施されており、車体の両サイドにはイタリア国旗と同じ3色のストライプがあしらわれている。タイヤは全てのランボルギーニと同じピレリ「P Zero」を装着しており、サイドウォールには特別に制作された警察カラーのポリス・ミディアムブルーがペイントされている。

 車内には、従来のパトカー装備であるガン・ホルスターや携帯用消火器、標準VHF警察無線、車両安全停止用の一時停止標識を固定するフックを備えているほか、最先端装備として、コンピュータ、記録装置、ビデオカメラ付きのタブレットを備えた車載システムを搭載し、路上での活動を記録する。医療支援にも使用されるため、車両フロントにあるコンパートメントには移植用臓器を緊急搬送するための特殊な冷蔵システムを搭載。けが人の応急処置のため電気ショックを行なうAEDも搭載されている。

今回納車された「ウラカン・ポリツィア」