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ルノー、パリの夕暮れをイメージした100台限定車「トゥインゴ ノクターン」発表会

21時ごろから徐々に暗くなるマジックアワーの時間帯を「ブルーノクターン」カラーで表現

2017年6月29日 開催

199万円

パリの夕暮れをイメージした限定車「トゥインゴ ノクターン」と、ルノー・ジャポン株式会社 プロダクト プランニング部 商品企画グループ チーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレン氏

 ルノー・ジャポンは6月29日、「トゥインゴ インテンス」をベースにした100台限定車「トゥインゴ ノクターン」を発売した。価格はインテンスより10万円高い199万円。

「トゥインゴ インテンス」は、最高出力66kW(90PS)/5500rpm、最大トルク135Nm(13.8kgm)/2500rpmを発生する直列3気筒DOHC 0.9リッターターボエンジンをリアに搭載する、RR(リアエンジン・リアドライブ)を採用したコンパクトハッチバック。6速デュアルクラッチトランスミッションの「6速EDC(エフィシエントデュアルクラッチ)」が組み合わされている。

 このインテンスに「パリの夏の夕暮れをロマンティックに過ごす特別な時間」をイメージした「ブルーノクターン」という名称のやや紫がかったブルーのボディカラー「ブルーノクターンM」を採用するとともに、16インチアロイホイール、内装のトリム、レザー調×ファブリックコンビシートなどに同色をあしらい、さらに専用デザインとなる幅の広めなサイドストライプ、ブリリアントブラックのドアミラー、リアサイドとリアにプライバシーガラスを装備する。

 インテンスではサイドストライプは細めで、アロイホイールは15インチ。ホイールのデザインも異なる。

トゥインゴ ノクターンの発表会場は都内の撮影スタジオで行なわれた。スタジオ前には5月に発表された特別仕様車「キャプチャー プレミアム」も置かれていた
限定車「トゥインゴ ノクターン」
ハロゲンのフロントライトとともにフロントLEDライトが付く
その下部にはコーナリングライト機能付のフロントフォグランプ
リアコンビネーションランプ
リアスポイラー
ノクターンの特徴となる専用サイドストライプ。フロントライト付近からデザインが繋がっている
専用サイドストライプをリアから見る。リア側が太くなるデザイン
サイドプロテクションモールにはクロームフィニッシャーが入る
16インチアロイホイール「EMBLEME」・ブルーノクターン。タイヤサイズはフロント185/50 R16、リア205/45 R16
ホイールにはブルーノクターンの加飾が入る
インテリア。ダッシュボードまわりでは要所にマットなブルーノクターンがあしらわれる。ステアリングはレザー
メーターパネル
レザー調×ファブリックコンビシート
ホワイトとブルーノクターンのパイピングを合わせたストライプ
フロントドア内側
電動ミラーやウィンドウの操作ができる
ドアミラーは特別なブリリアントブラック。インテンスではボディ同色
フランス車ではよくある外側の一部屈折率が異なるミラー。より広く見える
シフトノブまわり
グローブボックス容量はしっかり大きめ
ルノーロゴの入るキッキングプレート
フロアマットの差し色のストライプも紫系の色。刺繍がオシャレ
リアシート。ヘッドレストも備える
リアガラスとリアサイドガラスはプライバシーガラス。窓はポップアップさせて開けるタイプ
リアドアの内側
ラゲッジスペース
ラゲッジスペースの下を開けるとエンジンにアクセスできる
ルノー・ジャポン株式会社 プロダクト プランニング部 商品企画グループ チーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレン氏

 発表会では、ルノー・ジャポン プロダクト プランニング部 商品企画グループ チーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレン氏が車両紹介を行ない、「パリの夏は昼の時間が長いです。22時半でも明るいんです。その時間を音楽祭などで楽しみます。この21時ごろから徐々に暗くなってくるマジックアワーの時間帯をフランス語で“nocturne(ノクターン)”と言っています。このパリの夕暮れを意識した限定車を日本に向けて作りました」と解説。

 続けて「トゥインゴは2016年9月から日本で発売をはじめ、2017年5月末の時点で2060台販売しました。9カ月間で2000台を超えたので、年間ベースだと3000台販売できそうです。2016年にカングーの年間販売台数がはじめて2000台を超えました。これらの台数は、これまでのルノー・ジャポンでの販売台数を考えると大きな進歩を感じます。ゼンのマニュアルシフトが171万円から購入でき、今回のノクターンでも199万円と、トゥインゴすべてのグレードが200万円を切っています。単にお手頃というだけでなく、しっかり4ドアであったり、デュアルクラッチであるなど魅力も高くなっています。トゥインゴでは女性ユーザーの比率も高く、約5割弱となっています。今後も限定車や楽しめるクルマを出していきます」と、販売が好調であることを報告した。

 また発表会では、ルノー・ジャポンが協賛する「フランス レストランウィーク2017」に参加するレストランから、ミシュランガイド東京で5年連続1つ星をとる白金のフレンチレストラン「アルシミスト(L'Alchimiste)」が腕をふるう、パリの夕暮れの「ノクターン」をイメージするフィンガーフードとドリンクのお披露目もあり、会場に花を添えた。

 フランス レストランウィークは、参加レストランで普段は食べられない気軽なメニューを期間中定額で提供するというイベント。毎年恒例になっていて、2017年も9月23日~10月9日に開催される。この期間に先立ち、アルシミストではノクターンをイメージするメニューを提供する。さらに、この食事をした人の中から抽選で5組10名にフランス レストランウィーク2017で使える5000円の食事券がプレゼントされる「TWINGO NOCTURNE Twilight Dinner Campaign」が行なわれる(7月27日~8月15日)。今回お見せするフードは、そのごく一部のイメージとなる。興味を持った方はぜひ足を運んでいただきたい。

ブルーマロウというハーブをシャーベットにしたものに、トニックウォーター(ここではノンアルコールだが、実際にはアルコールが入ると思われる)を加えるとパリの夕焼けのような色に変化する。化学反応をさせたような「ノクターン」というカクテル
アンチョビペーストとオリーブのトースト。シトロンキャビア(愛媛産)という珍しいキャビアのような柑橘類が乗っていて酸味がある
空豆とキャビアのタルト。ふわっとしていて口の中で溶ける
紫黒米(しこくまい)チップスにラベンダーの香りのクリーム乗せ
アルシミスト(L'Alchimiste)のシェフ 山本健一氏。ルノー車オーナーとのこと
パリの夕暮れをイメージできる美しい色のカクテル