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ジャパンディスプレイ、「コネクテッドカー」「ADAS」向け車載用LTPS(低温ポリシリコン)液晶ディスプレイの量産出荷開始

石川工場で生産

2017年8月3日 発表

 ジャパンディスプレイは8月3日、石川工場から車載用LTPS(低温ポリシリコン/以下LTPS)液晶ディスプレイの量産出荷を開始したと発表した。サイズは4.5世代となる730×920mm。

 現在、自動車メーカー各社が開発を進めている「コネクテッドカー」や「ADAS」の実現に向けて、より高い性能が車載用ディスプレイに求められているが、同社のLTPS液晶ディスプレイは、高精細、高輝度であることに加えてインセルタッチパネルに適しているという。また、インテリアのデザインに合わせてディスプレイを曲げたり、異形にしたりといったニーズにも応える。

 同社では自動車用(車載)ディスプレイの市場について、世界的な自動車台数の伸びに加えて自動運転やEV(電気自動車)の普及拡大による自動車1台あたりディスプレイ搭載数の増加に伴い、年率約10%の高い成長率を維持するものと予想している。