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米GM、2023年までにEVを20車種投入

新型EVを今後18カ月間で2モデル導入

2017年10月2日(現地時間) 発表

シボレー「ボルトEV」

 米ゼネラルモーターズは10月2日(現地時間)、2023年までに新型のEV(電気自動車)を20車種投入していく計画を公表。この先18カ月間、2019年までにEVを2モデル導入するという。

 これは、GMの会長兼CEOのメアリー・バーラ氏が掲げる「無事故、ゼロエミッション、混雑ゼロの世界を作りあげる」とのビジョンを、今後どのように実現させていくかという自社方針として発表されたもの。

 製品開発、購買、サプライチェーンを担当するエグゼクティブ・バイス・プレジデントのマーク・ロイス氏は「ゼネラルモーターズは、あらゆるものが電化される未来を信じています」と述べ、「しかし、そうした未来は一夜にして実現するものではありません。だからこそ私たちGMは、妥協なきソリューションによってお客様のニーズに応えながら、電気自動車の市場拡大と普及促進に力を注いでまいります」とコメント。

 GMでは、EVと燃料電池の双方でのアプローチが必要とし、燃料電池を動力源とした4輪ステアリングのコンセプトカー「SURUS(サイレント・ユーティリティー・ローバー・ユニバーサル・サブストラクチャー)」も導入する。

 SURUSは、大型トラックのフレームを採用して駆動用の電気モーターを2つ搭載。その走行性能と柔軟性に富んだ構造により、SURUSは配送車両やトラックのほか、救急車として利用することも可能という。