ニュース
トヨタ、“プレミアムサルーン”の新たな方向性を示す燃料電池車コンセプト「Fine-Comfort Ride」
約1000km(JC08モード)の航続距離を実現
2017年10月18日 17:03
- 2017年10月18日 発表
トヨタ自動車は10月18日、低炭素社会におけるモビリティを想定した燃料電池車(FCV)のコンセプトモデル「Fine-Comfort Ride」を発表した。同モデルは10月25日~11月5日(プレスデー:10月25日~26日、一般公開日:10月27日~11月5日)に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催の「第45回東京モーターショー2017」に出展される。
Fine-Comfort Rideは、電動車ならではの自由なレイアウトと水素をエネルギー源とする大電力量を特徴とし、「プレミアムサルーンの新しいかたち」を目指した6名乗車が可能なコンセプトモデル。
ボディサイズは4830×1950×1650mm(全長×全幅×全高)。3450mmというロングホイールベースを備え、エクステリアでは車両前方から中央にかけて上下左右に広がりを持たせ、後部にかけて絞り込んだダイヤモンド型キャビンを採用し、2列目シートの空間と空力性能を最大化。また、電動車ならではの自由なレイアウトを活かし、インホイールモーターの採用とともにタイヤの四隅配置やボディ下をカバーで覆うことによって、プレミアムサルーンにふさわしい高い走行安定性と静粛性を実現するという。
インテリアは「Wearing Comforts(快適な空間に包まれる)」をテーマに、乗員に移動以外の価値を提供する将来のモビリティを具現化。自由な姿勢に調整可能なシートを中心に、エージェント機能やタッチディスプレイを配置し、乗員は自由に情報へアクセスできる。
パワートレーンの詳細については明かされていないが、約1000km(JC08モード)の航続距離を実現するという。