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トヨタとあいおいニッセイ同和損保、2018年夏発売の新型「クラウン」で運転分保険料が最大80%割引になる「トヨタつながるクルマの保険プラン」開始
つながるクルマのテレマティクス技術を活用
2017年11月8日 18:52
- 2017年11月8日 発表
トヨタ自動車とあいおいニッセイ同和損害保険は11月8日、トヨタが展開するコネクティッドカーの一部を対象に、日本で初めてとなる「運転挙動反映型テレマティクス保険」を共同で開発したと発表した。販売開始時期は、2018年1月15日(保険責任開始は2018年4月)を予定している。
新たに開発された運転特性による割引は、車両からテレマティクス技術で取得した走行データに基づき、毎月の走行距離と運転特性(速度超過・急アクセル・急ブレーキ)に応じて保険料の割り引きを適用。基本保険料と運転分保険料からなるトータル保険料のうち、運転分保険料を割り引くというもの。ノンフリート等級や新規・継続等の契約条件による加入制限は設けられておらず、対象車両を所有する個人ユーザーが契約可能。従来の料率制度による割引に上乗せして「運転特性による割引=安全運転によるインセンティブ」を受けることができる。
なお、運転特性による割引は運転分保険料の最大80%で、保険料全体に対する割引率は年間走行距離によって異なり、例えば年間走行距離8000kmの場合は約9%割引となる。
保険の商品名は、「トヨタつながるクルマの保険プラン」(対象:トヨタ販売店)、「G-Link 連動自動車保険」(対象:レクサス販売店)。対象車種は、走行データが取得できるナビを搭載してインターネットへの接続機能を有する車両で、トヨタ車では2018年夏ごろ以降に発売を予定している「クラウン」より順次拡大。レクサス車では2018年1月以降に販売される「HS」「LC」を除く新車がすべて対象となるほか、既販車も一部対象となる。
また、両社で共同開発したテレマティクス自動車保険では、運転特性による割引のほか、「楽しむ」「見守る」をコンセプトとしたサービスを提供。事故や問合わせなどの際にトヨタの「T-Connect オペレーターサービス」や、レクサスの「レクサスオーナーズデスク」とあいおいニッセイ同和損保の専用デスクが連携してシームレスなサポートを行なうなど、ドライバーに役立つ安全・安心のサービスを提供することで「安全・安心なクルマ社会の実現」を目指すとしている。