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マツダ、ブリヂストン製タイヤやNARDI製ウッドステアリングなども復刻する初代「ロードスター」レストアサービス受付開始

ロードスターアンバサダーの山本修弘氏などが面談してサービス内容を決定

2017年12月13日 受付開始

1989年に発売され、2019年に30周年を迎える初代「ロードスター」(NA型)

 マツダは12月13日、初代「ロードスター」(NA型)を対象としたレストアサービスの受け付けをWebサイトで開始した。

 ロードスターは初代モデルが1989年9月に発売され、国内で約12万台を販売。発売から28年が経過した2017年現在でも約2万3000台が走行しているという。

 この初代ロードスターに今後も長く乗り続けられる環境作りを目的とした今回のレストアサービスでは、マツダが車両を預かり、オリジナルに近い状態までリフレッシュ。車両のコンディションやオーナーごとの個別の要望に合わせてサービス内容を決定するため、マツダの「ロードスターアンバサダー」を務める山本修弘氏をはじめとした担当者が申し込んだオーナーと面談してから作業を進める。

 また、初代ロードスターの乗り続けられる環境作りの一環として、現在は供給が終了している一部のパーツを復刻させて再供給する。トレッドパターンを再現して乗り味にもこだわったブリヂストン製タイヤ「SF325」(185/60 R14)、オリジナル同様にバックウィンドウを開放できるスタイルのビニール生地を使ったソフトトップ、NARDI製ウッドステアリング&シフトノブといった4点をはじめ、約150点の部品を復刻。2018年1月から販売を開始する。さらに今後も、そのほかの生産終了部品の再供給について引き続き検討を進めていく。

 今回のレストアサービス受付開始にあたり、ロードスターアンバサダーの山本氏は「レストアサービスの実現に向けて、サプライヤー各社様、専門店の方々やファンクラブのオーナー様など、これまで多方面の皆さまからご支援をいただきました。本サービスは第27回(2018年次)RJCカーオブザイヤーの特別賞を受賞し、申込受付開始に先立って実施した事前説明会には600名以上の方々からお申込をいただくなど、みなさまからの熱いご期待を感じております。まだ対象となるモデルや部品は限られてはおりますが、より高い品質のサービスを目指すべく、マツダはテュフ ラインランド ジャパン株式会社よりクラシックカーガレージ認証を取得致しました。お客さまとともに、このサービスを今後育てていきたいと思います」とコメントしている。

 なお、マツダでは12月10日に「マツダR&Dセンター横浜」で実施したレストアサービス事前説明会の反響を踏まえ、西日本のユーザーに向けたレストア説明会(事前申込制)をマツダ 広島本社(広島県安芸郡)で開催する。イベントの詳細や応募要領については、12月22日ごろに上記Webサイトで紹介予定としている。