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BMW、460PSの直6エンジン搭載の4ドアセダン「M3 CS」。サーキットでのパフォーマンス向上

30台限定。軽度のドリフト走行を可能にするMダイナミック・モードなど採用

2018年2月20日 発売

M3 CS:1578万円

M4 CS:1630万円

M3 CSに採用されるMダイナミック・モード(MDM)は、ホイール・スリップの許容範囲が拡大され軽度のドリフト走行を可能にする

 ビー・エム・ダブリューは2月20日、4ドアスポーツモデル「M3 コンペティション」をベースにサーキットでのパフォーマンスを高めた「M3 CS」を発売した。右ハンドル仕様のみの設定で、30台限定、価格は1578万円。

 なお、M3 CSの発売と同時に「M4 CS」の2018年生産モデルも一部の装備を追加して価格改訂が行なわれる。M4 CSは左/右ハンドル仕様を設定、価格は1630万円。

 M3 CSには最高出力338kW(460PS)/6250rpm、最大トルク600Nm/4000-5380rpmを発生する直列6気筒 3.0リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションは7速DCTを組み合わせ、駆動方式は2WD(FR)。

フロントは255/35 R19タイヤを、リアは285/30 R20タイヤをそれぞれ装備
最高出力338kW(460PS)/6250rpm、最大トルク600Nm/4000-5380rpmを発生する直列6気筒 3.0リッターターボエンジンを搭載

 パフォーマンスでは、ベースモデル「M3 コンペティション」より最高出力を10PSアップ、トルクも50Nm増大させることにより0-100km/h加速3.9秒を実現。軽量化された内外装や、専用にチューンアップされた足まわりにより、サーキットにおいて2ドアクーペ「M4 CS」と同等の走行性能を発揮するという。

 装備面では、4本のテールパイプ付きツイン・フロー・スポーツ・エグゾースト・システムを装備、Mモデル特有のスポーティなエンジン・サウンドを生み出す。また、CSモデル専用に調整された「アダプティブMサスペンション」や「アクティブMディファレンシャル」を採用した。

4本のテールパイプ付きツイン・フロー・スポーツ・エグゾースト・システムを装備
軽量化されたインテリア

 M3 CSに装備されるアダプティブMサスペンションは、「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」の3つのモードを選択可能、走行状況に応じたダンパー設定を選択することができる。サーキット等でスポーツ+モードを選択するとサスペンションが最も硬く設定され、モデルが持つ運動性能を最大限活かすことが可能という。

 また、アクティブMディファレンシャルは、さまざまな走行環境下において高水準なトラクションと安定性を実現。特にサーキットなどの過酷な走行条件では、コーナーでの加速や路面の摩擦係数の変動などの情報を常に収集して、各システムがトラクションを最適化させ、車両の安定性を確保する。

 通常はDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)によってエンジンとブレーキを制御することで、アンダーステアやオーバーステアの挙動を抑制し、車両の安定性を確保する。

 一方で、M3 CSの「Mダイナミック・モード(MDM)」では、ホイール・スリップの許容範囲が拡大され、軽度のドリフト走行を可能にして、サーキットでのスポーティでダイナミックな走行を愉しむことが可能という。

M3 CSの主な装備

専用CFRP製フロント・スプリッター
専用M アロイ・ホイールVスポーク・スタイリング763M(オービット・グレー塗装)
フロント:255/35 R19
リア:285/30 R20
専用CFRP製リア・スポイラー/リア・ディフューザー
専用ダーク・カラー・LEDテール・ランプ
専用バケット・シート(レザー・メリノ: ブラック&シルバー・ストーン)
専用アルカンタラM スポーツ・ステアリング・ホイール(センター・マーク付)
専用エンジン・スタート・ボタン(レッド)
専用アルカンタラ・アンソラジット・トリム(CSレタリング付)/センター・コンソール/ハンド・ブレーキ
M ドライバーズ・パッケージ