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横浜ゴム、耐摩耗性能重視型のトラック・バス用オールシーズンタイヤ「710R」
耐摩耗性能を20%以上向上させ、空荷時ウェット発進スリップ性能を57%改善
2018年2月28日 20:44
- 2018年3月 発売
- オープンプライス
横浜ゴムは、耐摩耗性能重視型のトラック・バス用オールシーズンタイヤ「710R(ナナイチマル・アール)」を3月より発売する。発売サイズは10サイズで、価格はオープンプライス。
710Rは、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を大幅に向上させることによって経済性を追求しつつ、多くのドライバーが不安を抱える空荷時の安全性の改善を目指し開発。
具体的には、新開発の専用パターンとして、接地面積を拡大する「ワイドトレッドデザイン」で耐摩耗性能を向上。ブロック面積を最適化して接地圧を均一にしつつ、互い違いにブロックを配置した「千鳥ブロックレイアウト」や、「Z」型のブロックを交差配置したセンター「Z」ブロックで偏摩耗を抑制した。さらに、「ワイドセンターブロック」「ワイドセンターグルーブ」が空荷時のグリップ力と排水性を向上させている。
また、コンパウンドには耐摩耗性能に優れるポリマーとウェット性能に貢献するシリカを配合し、加工温度を低くすることでゴムの分子切断の抑制と分散の向上を可能にした「新C'ROLL製法」などを採用。
これらの技術により、従来品「ZEN 701ZE」に比べて耐摩耗性能を20%以上向上させ、空荷時ウェット発進スリップ性能を57%改善するとともに、ウェット制動性能や雪上性能も従来品同等レベル以上を確保した。