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ロータス、“ロータス最高水準の空力性能”を備えたロードカー「エヴォーラ GT410 スポーツ」
2+2シートや6速ATをオプション設定
2018年3月15日 00:00
- 2018年3月15日 発売
- 1468万8000円
ロータス(エルシーアイ)は3月15日、GTモデル「エヴォーラ」の新型車「エヴォーラ GT410 スポーツ」を発売した。価格は1468万8000円。
このクルマは2017年6月に発売したエヴォーラの2シーター車「エヴォーラ スポーツ 410」の後継モデル。オールアルミモノコックのシャシーにFRP製のグラスファイバーボディの与え、「2GR-FE」型のV型6気筒DOHC 3.5リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載する基本構成はそのままに、2017年8月に世界限定60台で販売された「エヴォーラ GT430」で導入された新要素を車両の前後に採用。
改良されたフロントパネルでは、エアブレードを一体化した2つの大型カーボンファイバー製ダクトを設定。空気が前輪周辺を効率よく流れてタービュランスやドラッグを低減する。また、深いフロントスプリッターに加え、すっきりとした新デザインが与えられたメタルメッシュグリルの下に装備する新しいリアスポーツディフューザーを使ってさらなるダウンフォースを発生。リアタイヤ後方の大型カーボンファイバー製ダクトがタイヤハウス内から高圧の空気をすばやく送り出し、ダウンフォースのバランスを整えている。
これにより、一部の「ハイダウンフォース仕様」のエアロパーツを除外してさらに滑らかなシルエットを手に入れつつ、エヴォーラ スポーツ 410比で50%増となる最大96kgのダウンフォースを発生。同社はエヴォーラ GT410 スポーツを「ロータス最高水準の空力性能を備えたロードカー」と位置付けている。
ボディの構成要素では、フロントアクセスパネル、ルーフパネル、スポイラー一体型のルーバー付きワンピーステールゲート、フロントエアブレードシステムなど、さまざまな標準コンポーネントにカーボンファイバーを使用。これによって先代モデルのスポーツ 410から車両重量を5kg軽減した1320kgを実現。さらに多彩な軽量オプションが用意されており、チタン製エキゾーストを選択した場合はリアアクスル後方の重量が10kg低下、ダンパーのコンプレッションとリバウンドの設定を20段階に調節できるロータス仕様の「オーリンズ TTX 2ウェイ・アジャスタブル・ダンパー」は13kgの軽量化につながる。
足まわりでは、ばね下重量を低減する完全機械加工の超軽量10本スポーク鍛造アルミホイール(フロント19×8J、リア20×9.5J)に、トラクションを最大限に引き出すべくミシュランの「パイロット スポーツ CUP2」(フロント235/35 R19、リア285/30 R20)を装着。また、フリクションを低減したアイバッハ製超軽量スプリングとビルシュタイン製スポーツダンパーを組み合わせるスポーツサスペンションパッケージを標準装備。このほかに無償オプションとして、ビルシュタイン製ノンアジャスタブルダンパーとミシュラン「パイロット スポーツ 4S」をセットにしたツーリングサスペンションパッケージも選択可能となっている。
ブレーキはフロントとリアの両方に、AP Racing製4ピストンキャリパーと軽量2ピース・クロスドリルド・ベンチレーテッドディスク(フロント370mm×32mm、リア350mm×32mm)の組み合わせを採用。最高速305km/hを誇る動力性能に対してもしっかりとした制動力を確保している。
パワートレーンについて変更のアナウンスはなく、先代のスポーツ 410と同じく最高出力306kW(416PS)/7000rpm、最大トルク420Nm(42.8kgm)/3500rpmを発生する「2GR-FE」型のV型6気筒DOHC 3.5リッタースーパーチャージャーエンジンをミッドシップレイアウト。トランスミッションに6速MTを標準設定して後輪を駆動する。
また、GT410 スポーツでは50万7600円高のオプションとしてパドルシフト付の6速ATを用意。このほかにもオプションとして、乗車定員が2人から4人になる「2+2シーター」も、「スパルコスポーツシート」(91万8000円)、「エヴォーラ GT430デザインアルミホイール」(58万3200円)もしくは「エヴォーラ 400デザインアルミホイール」(無償選択)とのセット装着で選べるようになっている。