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エスシーアイ、「モーガンカーズ・ジャパン」として英「モーガン」4モデルの国内導入開始

Vツインエンジン搭載の「3-WHEELER」は766万8000円

2018年4月5日 正規輸入販売開始

766万8000円~993万6000円

4月5日から「モーガンカーズ・ジャパン」が日本導入する「3-WHEELER」(766万8000円)

 ケータハムカーズ・ジャパンを運営するエスシーアイは、新たに英国のモーガン・モーター・カンパニーと日本国内での輸入販売契約を締結。正規輸入元の「モーガンカーズ・ジャパン」として、4月5日から日本の国内法規に適合するモーガンの4モデルを国内導入するほか、部品販売やアフターセールス業務なども開始する。

 正規販売代理店は全国に8店舗を展開。なお、これまで輸入元を務めてきたモーガン・オート・イワセは正規販売代理店の「モーガンカーズ東京」となり、モーガン車を継続販売する。日本導入されるのは「3-WHEELER」(766万8000円)、「4/4」(766万8000円)、「PLUS 4」(820万8000円)、「ROADSTER」(993万6000円)の4モデル。

3-WHEELER

モーガン 3-WHEELER

 車両前方にV型2気筒エンジンを車外に露出する形で搭載し、フロント2輪、リア1輪という特異なスタイルを採用する3-WHEELER。S&S製のV型2気筒 2.0リッターエンジンは最高出力51kw(69PS)/5200rpmを発生。トランスミッションにはマツダ製5速MTが採用され、乾燥重量585kgという軽量ボディを軽快に加速させる。ボディサイズは3290×1740×1105mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2390mm。

最高出力51kw(69PS)/5200rpmを発生するS&S製のV型2気筒 2.0リッターエンジンを搭載。0-100km/h加速は7.0秒、最高速は185km/hとなる
サスペンション形式はフロントがダブルウィッシュボーン式、リアがカンチレバー式となる
2人分のシートを備える

4/4

モーガン 4/4

 1936年に誕生し、「量産車として世界で最も長い歴史を持つ」という4/4。最高出力82kw(112PS)/6000rpmを発生するフォード製の直列4気筒 1.6リッターエンジンと5速MTで構成するパワートレーンを搭載。ボディはスーパーフォーミング加工と手加工を組み合わせたアルミ製ボディパネルの採用で795kgの乾燥重量を実現する。ボディサイズは4010×1630×1220mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2475mm。

ロングノーズ・ショートデッキのトラッドスタイルなボディを持つ4/4。アルミ製ボディパネルを使うことで乾燥重量は795kgとなっている
サスペンション形式はフロントが独立スライディング・ピラー式、リアがリジット・アクスル式となる
インパネに3連式のメーターを設置

PLUS 4

モーガン PLUS 4

 4/4よりも全幅が90mm広いボディに、最高出力115kw(156PS)/6000rpmを発生するフォード製の直列4気筒 2.0リッター直噴エンジンと5速MTを搭載するPLUS 4。力強い加速と高い旋回性能を兼ね備えてドライバーに“純粋な走る歓び”を提供する。ボディサイズは4010×1720×1220mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2475mm。乾燥重量は927kg。

4/4よりも90mm広い1720mmの全幅と156PSを発生する2.0リッターエンジンによってドライバーに“純粋な走る歓び”を提供

ROADSTER

モーガン ROADSTER

 PLUS 4と同サイズで乾燥重量は950kgというボディに、最高出力209kw(284PS)/6000rpmを発生するフォード製のV型6気筒 3.7リッターエンジンを搭載し、モーガンで最もパワフルなモデルとなっているROADSTER。トランスミッションは6速MTとなるほか、駆動系にコーンプレートタイプのLSDを装備。0-100km/h加速5.5秒、最高速225km/hという動力性能と合わせて刺激的な走りを発揮するほか、本革とアッシュ材をふんだんに使ったキャビン、1人でも簡単にルーフを上げ下ろしできるPVC製の「イージーアップフード」の標準装備などで快適性も高めたモデルになっている。

乾燥重量950kgという軽量ボディに284PSを発生するV型6気筒 3.7リッターエンジンを搭載し、パワーウェイトレシオは約3.3kg/PSを実現
英国 ウスターシャーにあるモーガン・モーター・カンパニーの製造工場。アッシュ材、アルミ、レザーといった素材を使い、1台1台がハンドメイドで組み上げられている

【お詫びと訂正】記事初出時、本分内でLSDを誤ってLEDと表記しておりました。お詫びして訂正させていただきます。