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ルノー、日産、三菱自動車、中国最大の配車アプリ「滴滴出行」の「DIDI AUTO ALLIANCE」に参加

今後5年間で最大10億ドルを投資予定の「アライアンス・ベンチャーズ」設立

2018年4月24日 発表

ルノー、日産自動車、三菱自動車工業のアライアンスロゴ

 ルノー、日産自動車、三菱自動車工業は4月24日、中国最大のモバイル交通プラットフォームを手掛ける「滴滴出行(ディディチューシン)」が設立した「DiDi Auto Alliance」にパートナーとして参加すると発表した。

 DiDi Auto Allianceは、「スマートモビリティ」を促進し、その意味を再定義するという滴滴出行主導のライドシェアリングに関するアライアンス。バリューチェーンに沿ったパートナー企業が一体となり、新エネルギーによる自動車産業を推進して世界最大の車両オペレータープラットフォームになることを目指している。

 ルノー、日産自動車、三菱自動車の3社によるアライアンスは、2月に滴滴出行と中国国内でのEV(電気自動車)を使ったカーシェアリングのプログラムに関する将来的な協業についての覚書を締結しており、アライアンス 専務執行役員でコネクテッドカーとモビリティサービスを担当しているオギ・レドジク氏は、「私たちは、すべての人々にクリーンで安全なモビリティの提供を目指すというビジョンを滴滴出行と共有しています。中国は、ルノー・日産自動車・三菱自動車にとって重要な市場であり、滴滴出行のようなマーケットリーダーと緊密に協力しながら、中国における将来のスマートモビリティを形づくっていきます」とコメントしている。

 また、この発表に合わせ、ルノー、日産自動車、三菱自動車が示している中期計画「アライアンス2022」の目標達成に向け、アライアンスでは新たにオープンイノベーションを支援する企業ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ(Alliance Ventures)」を設立。同ファンドでは今後5年間で最大10億ドルを投資する予定であることを明らかにした。