ニュース

ルノー、日産、三菱自動車、2017年通年で計1060万台を販売。「世界一の自動車グループとなりました」とカルロス・ゴーン会長

全世界で販売された乗用車、小型商用車の9台に1台に相当

2018年1月30日 発表

日産が三菱自動車の単独筆頭株主になったことを発表する2016年10月20日の会見

 仏ルノー、日産自動車、三菱自動車工業のアライアンス3社は1月30日、グローバルで2017年1月~12月に3社合計で1060万8366台を販売。これを受けてアライアンスの会長兼CEOであるカルロス・ゴーン氏は「ルノー・日産自動車・三菱自動車は世界一の自動車グループとなりました」とコメントした。

 1999年に締結されたルノー・日産アライアンスは、2016年10月に行なわれた三菱自動車に対する日産の出資により3社によるアライアンスに拡大。3社で計10ブランド(ルノー、日産、三菱自動車、ダチア、ルノー・サムスン、アルピーヌ、ラーダ、インフィニティ、ヴェヌーシア、ダットサン)のクルマを約200カ国で販売。2017年は三菱自動車がアライアンスに加わってから初めて暦年で販売台数が計上される年になっている。販売された計1060万台は、全世界で販売された乗用車と小型商用車の9台に1台に相当するとのこと。

 具体的な数字では、ルノーグループは2017年に前年比8.5%増となる計376万1634台を販売。日産自動車は同4.6%増の581万6278台を販売しており、インフィニティは同7%増の24万6492台を販売。三菱自動車は同10%増の103万454台を販売している。また、2017年に3社で前年比11%増の9万1000台のEV(電気自動車)を販売して、100%EVの領域でグローバルリーダーであるとしている。

 この発表の中でゴーン氏は、「2017年に1060万台以上の乗用車およびLCVを販売したことで、ルノー・日産自動車・三菱自動車は世界一の自動車グループとなりました。この成長は、アライアンスのモデルラインアップの幅広さ、グローバルな市場プレゼンス、そして魅力的な自動車技術などによるものです」と述べている。

アライアンスの主要10市場
販売台数市場シェア
中国1,719,8156.20%
米国1,697,1499.80%
フランス759,59829.80%
日本689,65013.20%
ロシア578,08236.10%
メキシコ412,02927.00%
ドイツ349,3769.40%
英国309,17210.60%
イタリア293,36213.60%
ブラジル267,83512.30%