ニュース

ホンダ、軽貨物車の新型「N-VAN」車両デザイン公開

フラットな荷室に段ボール箱71個積載可能

2018年6月1日 公開

新型軽貨物自動車「N-VAN(エヌ バン)」

 本田技研工業は6月1日、軽貨物自動車の新型「N-VAN(エヌ バン)」の車両デザインやグレード展開などを公開した。

 N-VANは全モデルが自家用として登録可能な4ナンバー軽貨物車となり、5ナンバー軽乗用車と比べて軽自動車税の負担が軽減される。また、初回車検と2回目以降の車検の有効期間は共に2年間となる。

 モデル展開は、ベーシックモデルとして“プロの道具としての機能性を追求した”という「G」、“便利な装備を追加し、機能美を磨いた”という「L」を設定。また、「ホンダ スマートキーシステム」などを採用し、仕事とレジャーのどちらでも使える「+STYLE」として、フレンドリーな丸型のフルLEDヘッドライトを採用した「FAN」、スタイリッシュな「COOL」を設定。FANとCOOLにはターボモデルも用意される。なお、G、L、FANはハイルーフで、COOLのみロールーフとなる。

N-VANのリアゲート開口部
「N-VAN G・Honda SENSING」

 荷室は、軽バン初の助手席ピラーレス仕様による1580×1230mm(幅×高さ)の助手席側開口部と、1230×1300mm(幅×高さ。+STYLE COOLは高さ1260mm)のテールゲート開口部による“ダブルビッグ大開口”で使い勝手を向上。エンジンをクルマの前方へ配置して床を低くすることで、荷室高1365mm(+STYLE COOLは1260mm)の広い空間を確保するとともに、助手席とリアシートをダイブダウンさせることで最大スペース長2635mm(+STYLE COOLは2560mm)のフラットな荷室とした。これにより、脚立などの長尺物も積みやすくしたほか、段ボール箱71個、ビールケース40個を積載可能。最大積載量は350kg(2名乗車時)となる。

 駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意され、トランスミッションはそれぞれにCVTと6速MTを搭載。FANとCOOLに設定されるターボモデルは、2WD(FF)/4WD共にCVTのみとなる。

 ボディカラーはGとLに「タフタホワイトII」「ルナシルバー・メタリック」を採用。+STYLEでは、「プレミアムホワイト・パールII」「シャイニンググレー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」「プレミアムピンク・パール」「ガーデングリーン・メタリック」のほか、FUN専用色の「プレミアムイエロー・パールII」、COOL専用色の「プレミアムベルベットパープル・パール」を設定した。

N-VAN G・Honda SENSING(タフタホワイトII)
N-VAN G・Honda SENSING(ルナシルバー・メタリック)
「+STYLE FUN Honda SENSING」(プレミアムイエロー・パールII)
+STYLE FUN Honda SENSING(プレミアムホワイト・パールII)
+STYLE FUN Honda SENSING(シャイニンググレー・メタリック)
+STYLE FUN Honda SENSING(クリスタルブラック・パール)
+STYLE FUN Honda SENSING(ブリリアントスポーティブルー・メタリック)
+STYLE FUN Honda SENSING(プレミアムピンク・パール)
+STYLE FUN Honda SENSING(ガーデングリーン・メタリック)
「+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING」(プレミアムベルベットパープル・パール)
+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING(プレミアムホワイト・パールII)
+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING(シャイニンググレー・メタリック)
+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING(クリスタルブラック・パール)
+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING(ブリリアントスポーティブルー・メタリック)
+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING(プレミアムピンク・パール)
+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING(ガーデングリーン・メタリック)

 インテリアは自然な姿勢を保てるシートや、タフなつくりの棚をイメージさせる収納、傷や汚れが目立ちにくくきれいな状態を保てる内装など、“道具としての使いやすさと、気持ちよく働ける空間を目指した”としている。

インパネ

 なお、全モデルに「Honda SENSING」を標準装備。「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」「誤発進抑制機能」「歩行者事故低減ステアリング」「先行車発進お知らせ機能」「標識認識機能」「路外逸脱抑制機能」「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」「LKAS(車線維持支援システム)」「後方誤発進抑制機能」「オートハイビーム」を搭載するが、6速MTモデルには誤発進抑制機能、ACC、LKAS、後方誤発進抑制機能が、GとLにはオートハイビームがそれぞれ装備されない。

Honda SENSINGの作動イメージ