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ブランパンGTシリーズ第2戦「第70回スパ・フランコルシャン24時間レース」

FIA F3 ユーロシリーズ 第5戦は、ミハエル・シューマッハの息子のミック・シューマッハがF3初優勝

2018年7月28日~29日(現地時間) 開催

優勝した34号車のBMW M6 GT3 (Walkenhorst Motorsport)、右は38位で完走した。同じチームの36号車

 7月28日~29日(現地時間)、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキット(7.004km)でブランパンGTシリーズ(インターナショナルGTチャレンジ)第2戦「第70回スパ・フランコルシャン24時間レース」が開催された。

 決勝レースは63台が参加して行なわれ(511周)、プロクラスの34号車のトム・ブロンクビスト/クリスチャン・クログネス/フィリップ・エング組のBMW M6 GT3(Walkenhorst Motorsport)が優勝。2位に99号車のアレクサンドル・シムス/ジェンス・クリングマン/ニッキー・キャッツブルグ組のBMW M6 GT3(ROWE Racing、プロクラス)が入りBMWが1、2フィニッシュとなった。

優勝した、左からトム・ブロンクビスト、クリスチャン・クログネス、フィリップ・エング(Walkenhorst Motorsport)

 3位は29号車のケルビン・ヴァン デ リンデ/シェルドン・ヴァン デ リンデ/ジェフレイ・シュミッド組のアウディR8 LMS(Montaplast by Land-Motorsport)。

アウディ R8 LMS 29号車

 数年参戦している日産 GT-R ニスモ 23号車(2018年モデル,プロクラス)、22号車(シルバークラス)の2台(GT SPORT MOTUL Team RJN)に加え、スイスのEmil Frey Lexus Racingのレクサス RC F GT3の2台(いずれもプロクラス)、Castrol Honda Racingのアキュラ ホンダNSX GT3 1台(プロアマクラス)も参戦。

 日産 GT-R 23号車は7位(トップから1周遅れの510ラップ)、22号車は37位(482ラップ)で2台とも完走。

完走した日産 GT-R の2台

 レクサスの14号車には元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンが、またCastrol Honda RacingのホンダNSXは往年のF1ドライバーのリカルド・パトレーゼがドライブした。

 クリスチャン・クリエン組のレクサス14号車は13位で完走(507ラップ)するも、もう一台のレクサス114号車は8時間30分が経過した夜中のオ・ルージュでバリアに追突、196周でリタイアに終わった。

完走したレクサスRC F GT3 14号車

 リカルド・パトレーゼ組のアキュラ ホンダNSX GT3は総合32位(490ラップ)、プロアマクラス7位で完走を果たした。

完走したアキュラ ホンダNSX GT3

 元F1ドラーバーのルーベンス・バリチェロがドライブした44号車のメルセデス AMG GT3(Strakka Racing)はスタートから6時間20分前の117周でリタイアした。

62号車のアストンマーチン V12 Vantage(R-Motoresport)2号車のアウディ R8 LMS(Audi Sport Team WRT)のトップ争い
スタート他(ケメルストレート)
右端はレクサスRC F GT3 14号車
中央はレクサスRC F GT3 114号車
右端は日産 GT-R 22号車、中央はアキュラ ホンダNSX GT3
陽炎のケメルストレート、トップは2号車のアウディ R8 LMS(Audi Sport Team WRT)
混戦の模様
アキュラ ホンダNSX GT3
レクサスRC F GT3 14号車と日産 GT-R 23号車
アキュラ ホンダNSX GT3
日産 GT-R 22号車
ベントレーコンチネンタルGT3 8号車
BMW M6 98号車
リアから、ポルシェ 911 GT3 R、メルセデス AMG GT3
リアから、アウディ R8 LMS
リアから、メルセデス AMG GT3
リアから、レクサスRC F GT3 114号車
リアから、アキュラ ホンダNSX GT3
リアから、日産 GT-R 22号車、23号車
マクラーレン 650 S GT3 58号車
43周にクラッシュ、リタイアしたアストンマーチン V12 Vantage(AKKA ASP Team)89号車
序盤のトップ争いの3台、62号車のアストンマーチン V12 Vantage、2号車のアウディ R8 LMS、63号車のランボルギーニ ヒュラカン GT3
黄旗で連なるマシン
レクサスRC F GT3 114号車
ルーベンス・バリチェロ組のメルセデス AMG GT3 44号車
日産 GT-R 23号車 と 22号車
メルセデス AMG GT3 と マクラーレン 650 S GT3
レクサスRC F GT3 14号車
マクラーレン 650 S GT3 58号車
アキュラ ホンダNSX GT3
日産 GT-R 22号車
夕闇が迫るプーオンコーナー付近
夕闇のプーオンコーナー付近
夕闇のプーオンコーナー付近
夕闇のバスストップシケイン付近
夕闇のオ・ルージュ
夜間のCastrol Honda Racingのピット
右フロントを負傷したAF Courseのフェラーリ 488 GT3
朝焼け
朝のCastrol Honda Racingのピット
朝のオ・ルージュ
朝のCastrol Honda Racingのピット、ドライバーはパトレーゼに交代
Castrol Honda Racingのピット、ピレリタイヤ
ドライバー交代で、クルーに抱きかかえられるパトレーゼ
ドライブ後のパトレーゼの表情
貰い事故に遭いピット作業に追われるベントレー
日産 GT-R 23号車 のピット作業
右リアがパンクしてピットに戻る Black Swan Racingのポルシェ 911 GT3 R
昼前のレクサスRC F GT3 14号車のピットと交代したクリスチャン・クリエンの表情
ラ・ソースを抜ける日産 GT-R 23号車
ラ・ソースを抜けるレクサスRC F GT3 14号車、アウト側はBlack Swan Racingのポルシェ 911 GT3 R
ラ・ソースを抜けるAF Courseのフェラーリ 488 GT3
ラ・ソースを抜けるアキュラ ホンダNSX GT3
リア部分にダメージを負いながらも走行を続けるポルシェ 991 Cup (SpeedLover)
レクサスRC F GT3 14号車とアキュラ ホンダNSX GT3
右リア部分にダメージを負いながら走行を続ける日産 GT-R 22号車
アキュラ ホンダNSX GT3

 突然の雨の影響などでスケジュールが押していたかかわらず、レース前には日産 GT-Rの50周年モデル、ベントレー、ホンダNSX、レクサスのデモ走行が行なわれ、ヨーロッパから集まった愛好家たちは2周のサーキット走行を楽しんだ。

日産 GT-R、ホンダNSX、ベントレー、レクサスのデモラン
日産 GT-R、ホンダNSX、ベントレー、レクサスのデモラン
スパ 24hのマスコット
フォーミュラ・ルノーガール

FIA F3 ユーロシリーズの第5戦

優勝してガッツポーズするミック・シューマッハ

 併催のFIA F3 ユーロシリーズの第5戦では、元F1チャンピオンのミハエル・シューマッハの息子のミック・シューマッハ(Prema Theodore Racing)が、F3初優勝を飾った。

F3ユーロシリーズ
横並びで1コーナーをクリアする3台
接触クラッシュする、ゼッケン16番ニキータ・トロイチキ
激しい攻防
ジュリ・ビップス(ゼッケン44番)に先行を許すミック・シューマッハ(ゼッケン4番)
7位入賞した佐藤万璃音
4位のミック・シューマッハ
レース2で、1コーナーの進入で、右リアタイヤがチームメイトのグアンユー・ゾウのフロント部分と接触するミック・シューマッハ
ミック・シューマッハと接触後、スピンするグアンユー・ゾウ
ポールポジションからスタートしたが、1周リタイアに終わったミック・シューマッハ
ダニエル・ティンクテュム(右)とファビオ・シェレー
優勝のダニエル・ティンクテュム(中央)、左は2位のファビオ・シェレー、右は3位のヨハン・ダルバラ

 レース2で初のポールポジションを獲得したミック・シューマッハは、スタートの1コーナーの進入で右リアタイヤがチームメイトのグアンユー・ゾウのフロント部分と接触してスローパンクチャーでリタイアに終わった。しかし、レース3では6番グリッドからスタート、またもやチームメイトのグアンユー・ゾウと接触するトラブルもはねのけて追い上げ(グアンユー・ゾウはスピンリタイア)、F3初の優勝を飾った。

レース3のスタート
1コーナーでポジションをあげるミック・シューマッハ(ゼッケン4番)
優勝してガッツポーズするミック・シューマッハ
マシンにキス?するミック・シューマッハ
優勝のミック・シューマッハ(中央)、左は2位のロベルト・シュバルズマン、右は3位のマルカス・アームストロング
シャンパンシャワーのミック・シューマッハ
パルクフェルメ
16位でレースを終えた佐藤万璃音

 佐藤万璃音(Motopark)は、レース1で8位チェッカーを受けたが、4位となったドライバーの降格で7位入賞となった。

ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパの第4ラウンド

ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパの第4ラウンド、レース1のスタート

 併催のランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパの第4ラウンドが46台で行なわれた。レース1で笠井崇志/フィリップ・ウラジック組46号車が10位、プロアマクラス5位。レース2では16位、プロアマクラス6位だった。

左前輪にトラブルを抱えたマシン
スピンして炎を吐くマシン
笠井崇志/フィリップ・ウラジック組のビンセント・ソスピリ レーシング
レース1で10位の笠井崇志/フィリップ・ウラジック組の46号車
レース2は16位だった笠井崇志/フィリップ・ウラジック組の46号車
レース2で前半をドライブした笠井崇志の表情
第70回 Spa 24h