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【ル・マン24時間 2018】トヨタ、ル・マン24時間レース初優勝。33年越しの悲願を実らせる

ブエミ/アロンソ/中嶋組の8号車 トヨタ TS050-HYBRIDが総合優勝、日本人ドライバーが日本車で初めて優勝

2018年6月16日~17日(現地時間)決勝開催

トヨタ、ル・マン24時間レース初優勝。ブエミ/アロンソ/中嶋組の8号車 トヨタ TS050-HYBRIDが総合優勝、日本人ドライバーが日本車で初めて優勝

 世界三大レースの1つ、ル・マン24時間レースは6月16日15時(現地時間、日本時間22時)に決勝レースのスタートを切り、日付が改まった17日15時(現地時間、日本時間6月17日22時)にゴールを迎えた。

 ポールポジションからスタートした8号車 トヨタ TS050-HYBRID(セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ/中嶋一貴組、MI)、予選2位からスタートした7号車 トヨタ TS050-HYBRID(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組、MI)は、レースを完全に支配し、その2台以外は一度もトップを走ることなく、8号車 トヨタ TS050-HYBRID(セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ/中嶋一貴組、MI)、7号車 トヨタ TS050-HYBRID(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組、MI)の順でチェッカーを受けた。

6月17日15時、ル・マンは24時間レースのゴールを迎えた
8号車 トヨタ TS050-HYBRID(セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ/中嶋一貴組、MI)を先頭にゴール
この瞬間、トヨタの初勝利が確定。最終ドライバーは中嶋一貴選手
日本人ドライバーが日本車で初めて優勝した瞬間となる
優勝した8号車 トヨタ TS050-HYBRID(セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ/中嶋一貴組、MI)を先頭にゴール
手前が8号車、奥が7号車 トヨタ TS050-HYBRID(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組、MI)

 日本のメーカーがル・マン24時間レースを制するのは、1991年のマツダがMazda 787Bで優勝して以来。トヨタは1985年に、トヨタ・トムス85C、トヨタ・童夢85Cで初参戦し、トヨタ・トムス85Cが12位になって以来、何度も挑戦を続けてきたが、これまでの最上位は2位止まりで、今回悲願の初優勝を果たした。

中嶋一貴選手がウイニングラップ中に、8号車トヨタで一緒に戦ったセバスチャン・ブエミ選手、フェルナンド・アロンソ選手がコースに登場
おもむろにコース上のゴムチップを拾うアロンソ選手
スタンドに向かってプレゼント
中嶋一貴選手を迎えるアロンソ選手とブエミ選手
クルマに乗ってパレード開始
ドライバーは中嶋一貴選手、フェルナンド・アロンソ選手(奥)、セバスチャン・ブエミ選手が乗車してピットロードをパレード
アロンソ選手は動きのすべてがハデだ
優勝を喜ぶトヨタ自動車株式会社 副社長 兼 GAZOO Racing Company プレジデント 友山茂樹氏
TMG(Toyota Motorsport GmbH)社長 村田久武氏
フェルナンド・アロンソ選手
優勝選手を迎えるGAZOO Racingスタッフ
記念写真
中嶋一貴選手は日の丸を背負って移動
表彰台に登壇する中嶋一貴選手
ブエミ選手
アロンソ選手
表彰式では国歌「君が代」が流れた
優勝を喜ぶトヨタ 8号車スタッフ

 日本人ドライバーの優勝は、1995年の関谷正徳氏、2004年の荒聖治氏に続いて3人目。それまでの2人が海外メーカーの車両で優勝したのに対して、今回は日本人ドライバーが日本の車両に乗って優勝した初めての例になる。