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トヨタ、タナック/ヤルヴェオヤ組の8号車「ヤリスWRC」がWRC2連勝。マニュファクチャラーズランキング2位に浮上

第8戦に続き第9戦ラリー・ドイチェランドで優勝、今季3勝目

2018年8月16日~19日(現地時間) 開催

8号車「ヤリスWRC」のマルティン・ヤルヴェオヤ選手(左)、オット・タナック選手(右)

 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組の8号車「ヤリスWRC」が、2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦 ラリー・ドイチェランド(現地時間:8月16日~19日開催)で優勝。前戦ラリー・フィンランドに続き2連勝、今シーズン3勝目を飾った。

 そのほか、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組の9号車は総合3位。総合3位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組の7号車は、メカニカルトラブルによりリタイアとなった。

 なお、タナック選手とラッピ選手によるダブルポディウムでポイントを得たチームは、マニュファクチャラーズランキングにおいてトップのチームと13ポイント差の2位に浮上した。

8号車「ヤリスWRC」のオット・タナック選手

 今回、SS2を除くすべてのSSで首位の座を保ち続けたタナック選手は「間違いなく、今まででもっとも大変な思いをして手にした勝利です。週末を通して激しいバトルが続き、ひたすら全力で攻め続けなくてはなりませんでしたが、金曜日のブドウ畑のステージでは、快適に運転する事ができました。土曜日の午前中はあまり自信を持てなかったのですが、チームが日中のサービスでクルマを大幅に改善してくれました。そして今日は、クリーンな走りだけを心がけました。我々のチームは今週末本当に強く、とても満足しています。選手権争いについても正しい方向に進んでいると思いますが、それでも自分としては1戦、1戦を大事にしています。現在は次戦トルコに集中しており、できる限り万全な準備をしてラリーに臨みたいと思います」とコメントしている。

ラリー・ドイチェランド デイ4の結果

2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・ドイチェランドの表彰台

1:オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ(トヨタ ヤリスWRC)
3時間3分36秒9
2:ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー(ヒュンダイ i20 クーペ WRC):+39秒2
3:エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(トヨタ ヤリスWRC)
+1分00秒9
4:セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(フォード フィエスタ WRC):+1分34秒5
5:テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ(フォード フィエスタ WRC):+2分02秒9
6:アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー(ヒュンダイ i20 クーペ WRC):+2分13秒8
7:クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン(シトロエン C3 WRC):+2分39秒1
8:マリヤン・グリーベル/アレクサンダー・ラーツ(シトロエン DS3 WRC):+10分41秒2
9:ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー(シュコダ ファビア R5):+13分12秒8
10:カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン(シュコダ ファビア R5):+13分16秒6

リタイヤ:ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ(トヨタ ヤリスWRC)