ニュース
三菱自動車、「アウトランダー」を一部改良。快適性や走行時の質感向上
構造用接着剤による車体剛性強化や、ショックアブソーバー変更など
2018年8月23日 15:42
- 2018年8月23日 発売
- 266万8680円~335万6100円
三菱自動車工業は8月23日、ミッドサイズSUV「アウトランダー」の一部改良を行ない発売した。価格は266万8680円~335万6100円。
今回の改良では内外装デザインの変更、快適性の向上、走行時の質感を高め、より上質なSUVへと進化させた。また、衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM」と誤発進抑制機能(前進および後退時)を標準装備し、全車「サポカーSワイド」に該当している。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
20M | 直列4気筒SOHC 2.0リッター | 6速スポーツモードCVT | 2WD(FF) | 2,668,680円 |
20G | 2,805,300円 | |||
20G Plus Package | 3,083,940円 | |||
24M | 直列4気筒SOHC 2.4リッター | 4WD | 2,940,840円 | |
24G | 3,077,460円 | |||
24G Plus Package | 3,356,100円 |
まずデザインについて、エクステリアではヘッドライト内部のデザイン変更とともにハイビームにLEDを採用したほか、ラジエターグリル、フロントスキッドプレート、リアスキッドプレート、アルミホイールのデザインを変更し、質感を向上。また、空力性能を向上させるリアスポイラーを「G Plus Package」に追加し、機能性も高めた。
インテリアでは、オーナメントパネルやハザードスイッチパネルのデザインを変更したほか、ロアコンソールやインパネ、ドアトリム部のオーナメントパネルに高級感のあるデザイン柄を採用(本革シートのオプション選択時)し、シート、ドアトリム、コンソールアームレスト、メーターフード、ステアリング、シフトノブにシルバーステッチを施すことでさらに上級感を高めた。S-AWC(SUPER ALL WHEEL CONTROL)の作動状態を示すメーター表示も変更され、視認性を向上させている。
また、フロントシートはサイド形状を変更するとともに、サポート部に硬さの異なるクッションを組み合わせることでホールド性を向上。メーカーオプションの本革シートには、上質なスムースレザーを採用することで質感を高めている。
そのほか、後席用エアコン吹き出し口をフロアコンソール後部に追加するとともに、運転席から全席の窓をワンタッチ操作でオート開閉できる機能を新採用。挟まれ防止機能も合わせて全席のパワーウィンドウに採用した。
一方、走行性能については前後席ドア、ラゲッジルームの開口部、リアホイールハウスのボディパネル接合部に構造用接着剤を塗布し、パネル同士の接合面積を増やすことで車体剛性を強化。また、前後のショックアブソーバーをサイズアップするとともに、減衰力特性を改良することで上質な乗り心地と高い操縦安定性を両立させた。さらにステアリングギヤ比をクイック化し、それに合わせた電動パワーステアリング制御を適正化することで、操舵時の質感向上と素直な応答性を実現したという。