鈴鹿10時間耐久レース（Suzuka10H）に向け31チーム、35台のGT3マシンが集結

ニューマシンとなったModulo Drago CORSEのHonda NSX GT3（34号車）は準備万端。道上龍、大津弘樹の両選手に加えて小暮卓史選手が参戦する

　鈴鹿サーキット（三重県鈴鹿市）で「第47回 サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース（Suzuka10H）」が8月24日～26日に開催される。その前日となる8月23日、現地では参戦予定の31チーム、35台がすでに集結。ピットでは今回の参戦車両であるGT300クラスに相当するJAF-GTおよびFIA-GT3マシンのセットアップ作業が行なわれている。

ときおり強い風が吹き付けるものの、8月23日16時15分からの練習走行を前にして雨が上がった鈴鹿サーキット

　8月23日は本来、レース本番に先がけて「鈴鹿モータースポーツフェスティバル」が実施されるはずだった。ところが、接近している台風20号の影響で風雨が強まり、大雨警報が発令されたことからGTマシンの公道パレード、公開車検、ドライバーズトークショーなど、すべてのプログラムがキャンセルとなった。

　15時現在、風はやや強いものの雨は降っておらず、路面もドライに近づきつつあり、16時15分から予定されている練習走行は実施の予定。8月5日のSUPER GT第5戦富士のレースで大クラッシュを喫したModulo Drago CORSEのHonda NSX GT3（34号車）もニューマシンの準備が完了し、ピットで出番を待つばかりとなっている。台風は8月24日には通り過ぎると見込まれているため、週末の予選、決勝レースは予定通り行なわれるものと期待される。

エヴァンゲリオンカラーのJLOCチームは87号車（奥）と外国人ドライバーが乗る88号車（手前）とで仕様を変えているとのこと

和服姿の初音ミクが目を引くMercedes-AMG Team GOOD SMILEのMercedes-AMG GT3（00号車）。谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉選手の豪華トリオがハンドルを握る

AUDI SPORT TEAM WRTの2台。手前の66号車は、7月のスパ24時間レースでポールポジションを獲得したクリストファー・ミースら欧州勢3人組。予選の速さに注目したい

平中克幸/星野一樹/安田裕信の3選手がドライブするGAINERのNISSAN GT-R NISMO GT3（11号車）

TEAM UPGARAGEの86 MC（18号車）を駆るのは中山友貴/小林崇志/井口卓人の日本人ドライバー3選手

CarsTokaiDream28のLOTUS EVORA/ABA-122（2号車）。ドライバーは高橋一穂/加藤寛規/濱口弘の3選手

Callaway Competition with BINGORACINGのCORVETTE C7 GT3-R（37号車。武井真司/上村優太/三笠雄一選手）も日本人のみのチーム

Manthey-RacingのPORSCHE 911 GT3R（911号車）。2016年のル・マン24時間レース優勝者、ロマン・デュマ選手らが駆る

42、43、44号車のMercedes-AMG GT3の3台