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グッドスマイルレーシング、2018年のSUPER GT参戦マシンは初音ミクが「テヘ!ペロ」

「2018 SUPER GT & 鈴鹿10時間耐久レース決起集会」でレースクイーン「レーシングミクサポーターズ 2018」メンバー発表

2018年2月18日 開催

グッドスマイルレーシングは2018年のSUPER GT GT300クラス参戦マシン「グッドスマイル 初音ミク AMG」とレースクイーン「レーシングミクサポーターズ 2018」をワンフェスで初披露

 グッドスマイルレーシングは2月18日、2018年のSUPER GT GT300クラス参戦マシン「グッドスマイル 初音ミク AMG」と同チームのレースクイーン「レーシングミクサポーターズ 2018」メンバーを「ワンダーフェスティバル2018[冬]」のステージで初披露した。

 イベントステージには、「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」エントラント代表の安藝貴範氏、チーム監督の片山右京氏、ドライバーの谷口信輝選手、片岡龍也選手らとともに、「レーシングミクサポーターズ 2018」として荒井つかささん、鈴菜さん、宮越愛恵さん、香月わかなさんが登場。ステージの登壇者が、会場に集まったファンに向けてトークや2018年シーズンに向けた意気込みなどを語った。

ドライバーの谷口信輝選手、片岡龍也選手とレースクイーン「レーシングミクサポーターズ 2018」メンバーの記念写真
2018年シーズンの「レーシングミクサポーターズ 2018」コスチュームを披露した荒井つかささん
ステージイベントでは、レースクイーン「レーシングミクサポーターズ 2018」のメンバー発表がされ、それぞれの意気込みが語られた
レーシングミクサポーターズ3年目の鈴菜さん
レーシングミクサポーターズ2年目の宮越愛恵さん
レーシングミクサポーターズ新メンバーの香月わかなさん
レーシングミクサポーターズ6年目という荒井つかささん

 今回、ワンダーフェスティバルの会場では、初音ミクGTプロジェクト公式キャラクター「レーシングミク 2018 Ver.」が描かれた参戦マシン「グッドスマイル 初音ミク AMG(メルセデスAMG GT3)」の実車が初披露された。

 「レーシングミク 2018 Ver.」のイラストレーターは、ライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」などのイラストを手掛けるかんざきひろ氏によるもの。

2018年のSUPER GT GT300クラス参戦マシン「グッドスマイル 初音ミク AMG」のアンベール
「グッドスマイル 初音ミク AMG」のボディサイドにはテヘ!ペロという表情の初音ミクが描かれた
SUPER GT GT300クラス参戦マシン「グッドスマイル 初音ミク AMG」

 公開されたマシンのボディサイドには“テヘ!ペロ”といった表情の初音ミクが描かれており、新カラーリングについて、エントラント代表の安藝氏は「シックにまとめたつもりでありますが、ミクちゃんを張るとかわいくなりますね。さっき右京さん達と話していたら、横側がテヘ!となっていて、この表情でほかのクルマをおい抜いていくと“かなりムカつくね”といっていて(笑)、優しく近づいて抜くときに“テヘ!”となっていて、かなりイラつくと思います」などと紹介した。

 グッドスマイルカンパニーが展開する初音ミクGTプロジェクトは、今年で10周年を迎えるという。「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」として参戦した2017年シーズンは、2014年以来、初音ミクGTプロジェクトとして3度目の年間チャンピオンを獲得した。

 2018年は、前年度王者としてGT300クラスの連覇を狙うとともに、今シーズンから新たに開催される「第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース」(鈴鹿サーキット:8月24日-26日開催)については、小林可夢偉選手をサポートドライバーに加えた3名体制で参戦する。

 会場には小林可夢偉選手からのビデオメッセージが届き、可夢偉選手は「今年の鈴鹿10時間耐久レースに、GOODSMILE RACING & TeamUKYOとともにドライバーとして参戦いたします。昨年のスパでは非常に悔しい思いをして、自分で一生懸命に張ったステッカーも木っ端微塵になってしまい、ドア1枚だけになって帰ってくるさんざんなレースでしたが、今年の10時間はしっかり準備をして、先輩ドライバーの谷口さん、片岡さんの力になるよう頑張りたい。今年もステッカー張りからしっかりやって必ず優勝したい」とコメントを寄せた。

小林可夢偉選手からのビデオメッセージ
第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レースの特別カラーリングがモニターで公開された
ワンフェスのイベントステージに登壇したチームメンバー
エントラント代表の安藝貴範氏
チーム監督の片山右京氏
谷口信輝選手
片岡龍也選手
マシンデザインのアートディレクターのコヤマシゲト氏も登場

 2018年シーズンの開幕に向けて、ドライバーの片岡選手は「僕はチームに加入して7シーズン目。これまでに2度、連覇に挑戦してうまくいかなかったので、今年は考え方を変えて目標を3連覇にしようかと思います。そうすれば、あくまでも今年の連覇は通過点になるのでそれほどプレッシャーにならずにいけるのではないかと……、そういうつもりで開幕戦からダッシュを決めていきたい」とコメント。続けて、谷口選手は「僕が考えてきたことを隣で言われてしまって……。僕も基本的に3連覇を目指しております、そのための2連覇なので、まだ通過点の途中なので……。」と話したところで、「聞いた!」と片岡選手からの指摘、その後は片岡選手と谷口選手のファンサービスを交えたコメントが展開され、最後に谷口選手からファンに向けて応援のお願いがされた。

 ドライバー2名のコメントを聞いた、片山監督は「シーズンが近づいてくるということで、どんどん緊張感が高まってくる中、ドライバーの頼もしいコメントを聞いて、またリラックスして楽しんでシーズンを迎えられそうになってきた。1年の大変な戦いだと思っていたのが、2年越し、3年越しの戦いになっていくんだというのが、今分かったので、みんなで頑張りますので応援よろしくお願いします」とコメント。

 安藝氏も「3連覇したいですね、というかずっと勝ちたいと思っています。そうもいかないと思いますが、勝つ準備をしないとなかなか勝てないので、昨年はそれがうまく重なって勝利ができたと思っています。今年も手を抜かず、2連覇の準備はしています。レースの展開は“ザッツレース”というように毎レースあきらめきれないこと、運よく転がり込む勝利とか、いろいろあるとおもいますが、シリーズ8戦あるのでぜひサーキットに来ていただきたい。応援するチームがあるととっても楽しいですし、応援する相手も愉快な仲間たちで、情報発信とかして内情もバレバレです。応援しやすいチームだと思いますので、ぜひぜひ皆さん“割高なほう”(個人スポンサーの特典となるフィギュア)を選んでいただけると助かります」と語ってイベントを締めくくった。

ファンと一緒に掛け声をかけてステージイベントは終了
ステージに登壇したチームメンバー全員で記念撮影