ニュース

KDDIとアイサンテクノロジー、自動運転社会の実現に向けて資本・業務提携

自動運転技術の実用化、準天頂衛星技術の利活用など、新たな価値の提供を目指す

2018年8月28日 発表

 KDDIとアイサンテクノロジーは8月28日、自動運転社会の実現に向けて資本・業務提携契約を締結したと発表した。KDDIは、9月13日にアイサンテクノロジーがKDDIを割当先とする第三者割当増資により発行する普通株式28万株を、6億7000万円で取得する予定。

 これまで両社は、公道における無人自動運転車の遠隔制御に国内で初めて成功するとともに、5月には共同で「第16回アジア太平洋地域ITSフォーラム2018福岡」で自動運転車デモを行なうなど、協力関係を構築してきた。今回の提携を通じて自動運転社会を実現するための最適なネットワークを構築し、自動運転技術の実用化、準天頂衛星技術の利活用、ドローンの普及など、新たな体験価値の提供を目指すとのこと。

 アイサンテクノロジーは、自動運転に必要不可欠な精度の高いダイナミックマップ作製技術を有する。また、一般道における自動運転技術の実用化への取り組みでは、実証実験段階で多くの実績を持ち、ダイナミックマップを利活用した自動運転技術の取り組みについても高い技術力と実績を持っているという。

 KDDIは、15年以上にわたるM2M(Machine-to-Machine、機械間同士のコンピュータ通信)の提供実績を有し、カーテレマティクスのための通信回線やモジュール提供、グローバル通信プラットフォームの構築など、国内に留まらずグローバルにも展開できるコネクティッドカーを支える通信ネットワークプラットフォームの開発を積極的に進めている。