ホンダ、「ツーリズムEXPOジャパン2018」にAI観光案内を搭載した「N-VAN」を展示

世界最大級 旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2018」に出展したホンダとNextremer。左から、株式会社Nextremer 代表取締役 CEO 向井永浩氏、本田技研工業株式会社 ビジネス開発統括部 ビジネス開発戦略部 戦略課 栗原匡氏

　世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2018」が東京ビッグサイト（東京都江東区有明）で開幕した。日観振（日本観光振興協会）、JATA（日本旅行業協会）、JNTO（日本政府観光局）の共催で、会期は9月20日～23日で、20日～21日が業者日、22日～23日が一般公開日。

　ツーリズムEXPOジャパン初出展の本田技研工業は、NextremerとコラボレーションしてAI観光案内システムを展示。このAI観光案内システムでは、Nextremerが開発したAIアシスタント アンナさんに呼びかけることで、さまざまなことに答えてくれる音声認識エンジンも搭載。タブレットで動作しており、そのタブレットが「N-VAN」に装着されている形だ。

N-VANのセンターコンソールに配置されたAI観光案内「勝手に案内所！」

音声認識機能を備える

こちらはデジタルサイネージ版「勝手に案内所！」

Nextremer×ホンダブースは、沖縄ブースの向かいにある

　本田技研工業 ビジネス開発統括部 ビジネス開発戦略部 戦略課 栗原匡氏によると、これは実験的なものであり、ホンダとしても新しいことに挑戦しているものだという。ホンダ広報部によると、今回旅のイベント展示にN-VANを用いたのは、「N-VANで車中泊などを提案しているため」とのこと。N-VANのラゲッジスペースには、Honda Racingオフィシャルキャリーケースなどが置かれていた。

使い勝手のよさそうなラゲッジルーム

Honda Racingオフィシャルキャリーケースを展示

　開発を担当したNextremer 代表取締役 CEO 向井永浩氏によると、今回高知を題材として選んでいるのはNextremerの開発拠点が高知にあるためでもあるという。

　ホンダ×Nextremerブースがあるのは、ツーリズムEXPOジャパンでも人気の沖縄ブースのステージの向かい。容易に見つけることができる。音声で問いかけるとどのような返事が返ってくるかは、実際に会場で確認してみてほしい。

ツーリズムEXPOジャパン2018

開催日：2018年9月20日～21日（業界向け）、22日～23日（一般向け）
開催時間：10時～18時（20日は12時～18時）
会場：東京ビッグサイト 東展示棟 東1～6ホール
入場料：当日券大人1300円、学生700円、前売り券大人1100円、学生600円 ※保護者同伴の高校生以下は無料（中高生は学生証を提示）
Webサイト：ツーリズムEXPOジャパン2018