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20回目を迎えたタイヤ点検の啓発活動「DUNLOP全国タイヤ安全点検」レポート
平井理央さんもタイヤ点検の重要性を説く
2018年10月9日 12:39
- 2018年10月6日 開催
ダンロップ(住友ゴム工業)は10月6日、全国47都道府県の道の駅やショッピングセンターの駐車場で「DUNLOP全国タイヤ安全点検」というタイヤ点検の啓発活動を実施した。この活動は2008年より年2回のペースで行なっていて、今回が20回目という節目の開催となる。さらに累計点検台数が10万台を超える予定となっていた。
そこでダンロップは、「まちの駅・道の駅アグリパークゆめすぎと」会場での模様を報道関係者に公開。当日はゲストとして招かれたフリーアナウンサーの平井理央さんがダンロップの検査員からタイヤ点検のレクチャーを受けた。平井さんも普段からクルマを運転するとのことだが、タイヤ点検の意識や知識はなかったということで、レクチャー終了後に集まった報道陣に向けて改めてタイヤ点検の大切さを伝えていた。
ダンロップが行なっている「DUNLOP全国タイヤ安全点検」は、タイヤが起因する事故等を未然に防ぐことを目的としたもので、多くのドライバーが利用する道の駅やショッピングモールの駐車場で開催している。そして駐車場を利用するドライバーに声をかけ、タイヤの摩耗状況、サイドウォールのひび割れ点検、空気圧点検および調整、そしてバルブからのエア漏れチェックなどを行なうものだ。点検の結果は検査用紙に記入され、点検後にドライバーへ記念品とともに手渡される。なお、検査はもちろん無料である。
今回、報道陣に公開されたのは埼玉県にある「まちの駅・道の駅アグリパークゆめすぎと」会場で、現地には住友ゴム工業 執行役員 タイヤ国内リプレイス営業本部長 増田栄一氏、ダンロップタイヤ関東 代表取締役 関家康文氏、そして特別ゲストとしてフリーアナウンサーの平井理央さんが参加した。
開催前に行なわれた朝礼では、住友ゴム工業 執行役員 タイヤ国内リプレイス営業本部長 増田栄一氏から「最近はガソリンスタンドさんがセルフ給油式になっていることからタイヤ点検をする機会が減ってきています。そういったことも関係していると思いますが、タイヤに起因する事故などが増えていると聞きます。このことをわれわれもしっかり受け止めて、少しでもドライバーの安全を守っていくことを行なっていきたいと思います。そういったことからこの活動を続けて参りました。そして今後も継続していきたいと思っています」と挨拶があった。
同イベントではこれまで点検した中で、約3割のタイヤが「不良タイヤ」であったという。不具合の例では、まずタイヤの摩耗による溝不足がある。ダンロップタイヤ関東のスタッフによると、新品タイヤの溝の深さは約7~8mmということで、残り溝が4mmくらいなると雨の日にだんだん止まりにくくなってきたり、滑りやすくなってきたりするとのこと。スリップサインは規定上、1.6mmとなっているが、それよりもずっと早いタイミングで摩耗の影響は現れるとのことだ。
次にタイヤサイドのひび割れだが、これは紫外線やオゾンなどを浴びることでの劣化もあるが、タイヤの空気圧不足によってサイドウォールが過剰につぶれることも大きな要因となっている。タイヤのひび割れは1度起こると止めることはできず、進行していく一方になる。そのため、空気圧を小まめに点検して適正圧に保つことが大事ということだった。