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カワサキ、「W800 CAFE」など2019年モデル6機種をミラノショーで公開
KECS(カワサキ エレクトロニック コントロール サスペンション)の採用など
2018年11月7日 18:23
- 2018年11月6日 発表
川崎重工業は10月6日、欧州向け2019年ニューモデルとして「W800 STREET」「W800 CAFE」「VERSYS 1000」「VERSYS 1000 SE」「Ninja H2 SX SE+」「Z400」の6機種をミラノショー(EICMA)で発表すると発表した。
W800 STREET、W800 CAFE
W800 STREET、W800 CAFEは、空冷並列2気筒エンジンを搭載して、スチール製ダブルクレードルフレームや前後18インチホイールなどを採用。カワサキのビッグバイクの始祖である「W1」の血脈を受け継ぐレトロモデルとの位置付け。
W800 STREETは、ブラックに塗装されたエンジン、アップライトスタイルのハンドルバー、タックロールシートを装備。ライダーが自由にカスタマイズできるシンプルな構成とした。
W800 CAFEは、フロントカウル、ローポジションハンドル、シングルシート風デザインのカフェシートを装備。スポーティなカフェレーサースタイルを実現した。
VERSYS 1000、VERSYS 1000 SE
VERSYS 1000、VERSYS 1000 SEはアドベンチャーモデルとして、快適性とスポーツ性を両立させるカワサキ独自の電子制御ライダーサポート技術を新たに装備。「VERSYS 1000 SE」には、KECS(Kawasaki Electronic Control Suspension)やスマートフォン接続機能も装備した。
Ninja H2 SX SE+
Ninja H2 SX SE+は、スーパーチャージドエンジンを搭載するハイパフォーマンス・スポーツツアラーモデル。「Ninja H2 SX」シリーズの新たなバリエーションとして、ハイグレードモデル「Ninja H2 SX SE」の装備に加えて、新たにKECS、インテグレーテッドライディングモード、スマートフォン接続機能といった装備を搭載。また、フロントブレーキにはブレンボの最新モノブロックキャリパー「Stylema」を新たに装備して、塗装には傷がつきにくいハイリーデュラブルペイントを採用した。
Z400
Z400はスーパーネイキッドモデルとして新開発のエンジンやシャーシを採用。従来モデルの「Z300」に比べてより軽快なハンドリングを実現するとともに、低速回転域での出力特性を向上させたという。スタイリング面では、Zシリーズが持つ「Sugomi」デザインを体現した。
なお、カワサキブース内には、レトロスポーツモデル「Z900RS」のカスタムモデル4台を出展するとともに、カワサキ「Z」シリーズの始祖となる「Z1」を展示。スーパーバイク世界選手権においてジョナサン・レイ選手とカワサキを4年連続ライダー&マニュファクチャラーズタイトルに導いた「Ninja ZX-10RR(カワサキレーシングチーム/ジョナサン・レイ号)」などのレース参戦車両も展示される。