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カワサキ、「Ninja ZX-10R」シリーズ2019年モデル。エンジン出力203PSに向上
全世界500台限定販売の「Ninja ZX-10RR」は204PS
2018年9月5日 07:00
- 2018年9月2日 発表(国内発売は2019年春ごろの予定)
川崎重工業は9月2日、1000ccクラスのスーパースポーツモデル「Ninja ZX-10R」シリーズの4車種「Ninja ZX-10R ABS」「Ninja ZX-10R」「Ninja ZX-10RR」「Ninja ZX-10R SE」の2019年モデルを発表した。10月1日より導入国で順次発売する。
なお、国内での販売を担当するカワサキモータースジャパンは、国内販売予定モデルとして「Ninja ZX-10R KRT EDITION」「Ninja ZX-10R SE」「Ninja ZX-10RR」をラインアップし、2019年春ごろに国内発売予定であることをアナウンスしている。
Ninja ZX-10Rシリーズは、水冷4ストローク4気筒 998cm3エンジンを搭載し、トランスミッションは6段リターンを組み合わせるモデル。2019年モデルではエンジンを改良することでエンジン出力を従来の200PSから203PS(Ninja ZX-10RRは204PS)に向上させるとともに、幅広いパワーバンドを実現。さらに装備を充実させることで、サーキット走行性能を高めたとしている。
従来モデルからの主な変更点としては、バルブ駆動方式にカワサキのレースエンジニアが設計した「フィンガーフォロワーロッカーアーム」を採用。エンジン出力が従来の200PSから203PS(Ninja ZX-10RRは204PS)に向上したほか、エンジン各部の改良により、低回転域から高回転域まで幅広いパワーバンドを獲得。また、レースキットの「ハイリフトカムシャフト」(別売)に無加工で交換可能とした。
全世界で500台の限定販売となるNinja ZX-10RRでは、パンクルによるチタニウム製コネクティングロッドを採用したことによってエンジンの最高回転数を引き上げるとともに、サスペンションセッティングを最適化。トップブリッジには車名ロゴをあしらったシリアルナンバープレートが装着される。
装備では、全モデルにクラッチ操作不要でシフトアップ/ダウンが可能な「デュアルディレクションKQS(カワサキクイックシフター)」を装備。Ninja ZX-10R SEには傷を自己修復し、高品質な外観を維持する特殊コーティング塗装の「ハイリーデュラブルペイント」を採用した。
カラーは、Ninja ZX-10R ABS、Ninja ZX-10Rが「ライムグリーン×エボニー×メタリックグラファイトグレー」「パールストームグレー×メタリックフラットスパークブラック」、Ninja ZX-10RRが「ライムグリーン」、Ninja ZX-10R SEが「メタリックカーボングレー×ニュートロンシルバー×ライムグリーン」となる。