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ホンダとIHI、F1パワーユニットのターボチャージャー開発で協業

2019年シーズンから2年間のテクニカルパートナーシップ契約

2018年11月13日 発表

F1 第20戦 ブラジルGPでブレンドン・ハートレー選手がドライブするRed Bull Toro Rosso Hondaの「STR13」

 IHIと本田技研工業、本田技術研究所は11月13日、F1(FIAフォーミュラ・ワン世界選権)に参戦するホンダのパワーユニット開発、部品供給に関するテクニカルパートナーシップ契約を締結したと発表した。期間は2019年シーズンからの2年間。

 このテクニカルパートナーシップ契約により、ホンダがF1用に開発しているパワーユニットのターボチャージャー開発で協力体制を構築。4輪モータースポーツ世界最高峰の舞台で共に優勝を目指していく。

 これまでにも、F1でターボチャージャーの使用が認められていた1984~1988年の期間にIHIがホンダにターボチャージャーを供給しており、1988年には16戦15勝というモータースポーツ史に残る成績を記録している。

 テクニカルパートナーであるIHIとホンダは、パワーユニットのターボチャージャー開発でコンセプト段階から検討・評価を進め、同パワーユニットが最高のパフォーマンスを発揮できるよう協力していくとしている。

本田技研工業 執行役員 ブランド・コミュニケーション本部長 森山克英氏のコメント

「IHIは創業以来、造船や蒸気タービンをルーツとして培った『回転機械技術』に関して、高い技術と専門性を有する企業です。今回の関係強化がホンダのパワーユニットのさらなる性能向上に繋がると考えており、非常に頼もしく感じています。これからもわれわれの目標である勝利を目指してともにチャレンジを続けてまいりますので、ファンの皆さまには引き続きご声援のほどよろしくお願いします」

IHI 執行役員 産業システム・汎用機械事業領域副事業領域長 車両過給機SBU長 川崎義則氏のコメント

「このたび、世界最高のエンジンサプライヤーの1つであるホンダと、世界最高峰のレース活動においてテクニカルパートナー契約を締結できることを嬉しく思います。双方がテクニカルパートナー契約の理念に則り、パワーユニットが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、ターボチャージャーの開発を加速させていきます。来シーズン以降、輝かしい戦績を残した第2期ホンダ F1レース活動のように、IHI製ターボチャージャーを搭載したホンダ製パワーユニット搭載車両の活躍に全世界が熱狂するシーズンとなりますことを大いに期待しております」