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トヨタ、WRC 第13戦 ラリー・オーストラリア参戦。Wタイトル獲得を目指す2018年シーズン最後戦

タナック選手と1位セバスチャン・オジエ選手の差は23ポイント

2018年11月15日~18日(現地時間)開催

2017年のラリー・オーストラリア

 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(トヨタ自動車)は、11月15日~18日(現地時間)にオーストラリアで開催されるWRC(FIA世界ラリー選手権)第13戦 ラリー・オーストラリアにおいて、マニュファクチャラー選手権とドライバー選手権、両選手権での王座獲得を目標にシーズン最後の戦いに挑戦する。

 参戦体制は、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦。

ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)
オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)
エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)
オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)

 現在チームは、マニュファクチャラー選手権では2位に12ポイント差をつけてトップ。ドライバー選手権では、タナック選手がランキング1位のセバスチャン・オジエ選手と23ポイント差の3位。逆転の可能性も残されている。

 チーム代表のトミ・マキネン氏は「多くのアップ&ダウンがあったスリリングなシーズンも、いよいよラリー・オーストラリアでエキサイティングな最終戦を迎えます。我々にはWRC復帰2年目でのタイトル獲得という大きなチャンスがあり、もしそれを達成できれば素晴らしいことに違いありません。もちろん簡単ではありませんが、自信を持つだけの理由はあります。ラリー・GBとラリー・スペインのグラベルで我々は高いパフォーマンスを発揮しましたし、ラリー・オーストラリアで対峙するであろう路面と似たようなコンディションのステージで、パフォーマンスの改善を確認する事ができました。タイトル獲得の目標に向けて全員が懸命に取り組んでいますし、我々には強いクルマと3人の強力なドライバーがいますので、目標を達成できる可能性は高いと考えています」とコメント。

 タナック選手は「オーストラリアでは自分の力をすべて出し切るつもりです。数字の上では私にもまだドライバーズタイトル獲得の可能性があります。自力だけではどうにもならない部分はありますが、最後まで諦めずに攻め続けます。マニュファクチャラーズタイトルに関して我々は選手権をリードしていますし、よい位置につけています。特に、グラベルラリーではここ数戦でよいパフォーマンスを発揮できていますので、自信を持つべきでしょう。ラリー・オーストラリアは常に挑戦し甲斐のあるイベントですが、高速で流れるような道が多く、我々との相性はとてもよいはずです」とコメントしている。