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トヨタ、「プリウス」「アクア」に後付け可能な「踏み間違い加速抑制システム」。今後対象車種拡大へ
ペダルの踏み間違いによる加速を抑制
2018年12月5日 14:00
- 2018年12月5日 発売
- 5万5080円
トヨタ自動車は12月5日、「プリウス」「アクア」に後付け可能な販売店装着の純正用品として「踏み間違い加速抑制システム」を発売した。価格は5万5080円。
すでに販売した車両に対して後付け可能な踏み間違い加速抑制システムは、近年、交通事故全体の中で駐車場における高齢者をはじめとする運転者のペダルの踏み間違いによる事故の割合が増加していることを受けたもので、同社では今後対象車種を広げていく考え。
同システムでは2つの機能を備えており、「機能1」では車両前後に取り付けた超音波センサーにより、前方または後方約3m以内にある壁などの障害物を検知してブザー音で注意喚起。それでもブレーキと間違えてアクセルを強く踏み込んでしまった際には、加速を抑制して衝突被害の軽減を図る。
また、「機能2」として後退時に障害物を検知していない状態でも、約5km/h以上でアクセルを踏んだ場合、速度が出過ぎないよう加速を抑制する。
機能1の対象車は、2009年5月18日~2015年12月8日に販売されたモデル(G's、ウェルキャブ全車を除く)。機能2の対象車は2011年12月26日~2018年4月2日に販売されたモデル(G's、GR-SPORT、X-URBAN、CrossOver、ウェルキャブ全車を除く)。
なお、同システムはブレーキ制御を行なわないなど同社のICS(インテリジェントクリアランスソナー)の機能と同等ではなく、道路状況、車両状態、天候状態などによっては作動しない場合があるとしている。
【訂正】トヨタ自動車よりリリースの訂正があり、記事についても該当部分を訂正させていただきました。