ニュース

自動車事故対策機構、2018年度前期「JNCAP」結果発表。予防安全性能で「カローラ スポーツ」が最高得点

衝突安全性能は「エクリプス クロス」がトップに

2018年11月29日 発表

2018年度前期「JNCAP(自動車アセスメント)」の「予防安全性能評価」で最高得点の122.4点を獲得したトヨタ自動車「カローラ スポーツ」

 国土交通省とNASVA(自動車事故対策機構)は11月29日、2018年度前期の「JNCAP(自動車アセスメント)」の「予防安全性能評価」「衝突安全性能評価」の結果を発表した。

 126点満点で行なわれる予防安全性能評価では、対象期間に発売された乗用車10モデルを対象に評価を実施。今回から「対歩行者被害軽減ブレーキ(夜間街灯あり)」と「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の評価が追加となっている。

 この新項目2つで満点を獲得し、計122.4点となったトヨタ自動車「カローラ スポーツ」が最高得点で「ASV+++」の評価となっており、このほかスズキ「ソリオ」「ソリオ バンディット」、三菱自動車工業「デリカD:2」「デリカD:2 カスタム」(111.1点)、スバル「フォレスター」(122.3点)、本田技研工業「N-VAN +STYLE FUN・Honda SENSING」(120.6点)、「N-VAN L・Honda SENSING」(119.2点)、マツダ「アテンザ」(113.3点)、三菱自動車「eKスペース カスタム」「eKスペース」、日産自動車「デイズ ルークス ハイウェイスター」「デイズ ルークス」(93.2点)が最高評価の「ASV+++」を獲得している。

JNCAP 被害軽減ブレーキ試験(夜間・対向車あり。60km/h)「カローラ スポーツ」(9秒)
予防安全性能評価の結果一覧
新たに追加された「対歩行者被害軽減ブレーキ(夜間街灯あり)」と「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の得点一覧

 100点満点で行なわれる衝突安全性能評価では、三菱自動車「エクリプス クロス」が89.7点で最高得点となり、評価が行なわれた4車種すべてが最高評価の「ファイブスター賞」を獲得。得点はトヨタ「カムリ」、ダイハツ工業「アルティス」(85.5点)、スズキ「クロスビー」(85.2点)、ホンダ「オデッセイ」(83.9点)となっている。

 NASVAのWebサイトでは、JNCAPの2018年度 予防安全性能評価の一覧2018年度 衝突安全性能評価の一覧を紹介しており、それぞれの各試験内容を動画で公開しているので、合わせてこちらもご確認いただきたい。

2018年度前期「JNCAP(自動車アセスメント)」の「衝突安全性能評価」で最高得点の89.7点を獲得した三菱自動車工業「エクリプス クロス」
衝突安全性能評価の結果一覧
JNCAP フルラップ前面衝突試験(55km/h)「エクリプス クロス」(28秒)