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JNCAP、2019年度「自動車アセスメント」評価結果公表。衝突安全性能評価で「RAV4」が最高得点獲得

予防安全性能評価で「アルファード」/「ヴェルファイア」、「セレナ」/「ランディ」、「NX」「UX」が満点獲得

2020年5月27日 発表

 自動車事故対策機構は5月27日、2019年度「自動車アセスメント」の評価結果を公表。事故を未然に防ぐ技術を評価する予防安全性能評価で、トヨタ自動車の「アルファード」/「ヴェルファイア」、日産自動車の「セレナ」/スズキ「ランディ」、レクサスの「NX」と「UX」が総合得点で満点を獲得した。

 また、衝突時の乗員や歩行者の安全性を評価する衝突安全性能評価においては、トヨタ「RAV4」が最高得点(88.9点)を獲得するなど、12車種中8車種が最高評価である「ファイブスター賞」を獲得した。

予防安全性能評価で、アルファード/ヴェルファイア、セレナ/スズキ ランディ、レクサスNX、UXが141点満点獲得

予防安全性能評価

 予防安全性能評価では、乗用車ではスバル「フォレスター」、ダイハツ「ロッキー」/トヨタ「ライズ」、「アルファード」/「ヴェルファイア」、「RAV4」、日産「セレナ」/スズキ「ランディ」、フォルクスワーゲン「ポロ」、ホンダ「アコード」、メルセデス・ベンツ「Cクラス」、レクサス「ES」、「NX」、「UX」、MINI「3ドア」/「5ドア」の12車種。

 軽自動車では、ダイハツ「タント」/「タント カスタム」/スバル「シフォン」/「シフォン カスタム」、日産「デイズ」/「デイズ ハイウェイスター」/三菱「eKワゴン」/「eKクロス」、ホンダ「N-BOX」/「N-BOX カスタム」、「N-WGN」/「N-WGN カスタム」の4車種、計16車種について評価を実施。

 その中で13車種が最高評価の「ASV+++」を獲得するとともに、トヨタ「アルファード」/「ヴェルファイア」、日産「セレナ」/スズキ「ランディ」、レクサス「NX」と「UX」は、2019年度より条件を追加した「衝突被害軽減ブレーキ」の「対歩行者夜間街灯なし」にも対応して満点を獲得。これまでの最高得点を超えたため予防安全性能評価大賞を受賞した。

衝突安全性能評価でトヨタ「RAV4」が最高得点88.9点を獲得

衝突安全性能評価

 衝突安全性能評価においては、乗用車ではトヨタ「RAV4」、ホンダ「アコード」、「インサイト」、レクサス「UX」、「NX」、ダイハツ「ロッキー」/トヨタ「ライズ」、フォルクスワーゲン「ポロ」、メルセデス・ベンツ「Cクラス」、MINI「3ドア」/「5ドア」の9車種。

 軽自動車では、ホンダ「N-WGN」/「N-WGN カスタム」、日産「デイズ」/「デイズ ハイウェイスター」/三菱「eKワゴン」/「eKクロス」、ダイハツ「タント」/「タント カスタム」/スバル「シフォン」/「シフォン カスタム」の3車種、計12車種について評価を実施。

 8車種が最高評価のファイブスター(★★★★★)を獲得するとともに、トヨタ「RAV4」が最高得点(88.9点)を獲得した。

 衝突安全性能評価については、これまでの最高得点を超えた車種はなく、衝突安全性能評価大賞の該当車種はないとしている。

発表資料

 なお、評価結果の詳細については、NASVAのWebサイトで公開されている。