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ミシュラン、“雪も走れる夏タイヤ”として開発されたオールシーズンタイヤ「クロスクライメート」
幅広い温度域をカバーするコンパウンドでさまざまな路面状況に対応
2019年1月29日 19:55
- 2019年2月5日から順次発売
- オープンプライス
日本ミシュランタイヤは、オールシーズンタイヤの新製品「CROSSCLIMATE(クロスクライメート)」を2月5日から順次発売する。サイズは165/70 R14 85T XL~275/45 R20 110Y XLの計78サイズをラインアップし、価格はオープンプライス。
クロスクライメートではユーザーが持つ「夏タイヤ性能を犠牲にしたくない」「突然の雪に慌てたくない」「季節ごとにタイヤを交換することにストレスを感じる」といった課題に対応し、さまざまな路面状況で年間を通じて安心してドライブできることを目的として「雪も走れる夏タイヤ」をテーマに開発。サマータイヤで必要なハンドリング性能、ドライ&ウェット路面でのブレーキング性能などを高い水準で満たしながら、急な降雪時に求められる雪上走行性能も兼ね備え、ミシュランが掲げる「ミシュラン・トータル・パフォーマンス」を具現化したタイヤとなっている。
トレッドパターンでは中央部分から両サイドに向けてブーメラン型に続く特徴的なパターン形状を採用。雪上走行時に雪を踏み固めて効果的に雪柱を作り、グリップ力を発揮する。また、トレッドブロックには面取り加工を施してドライ路面でのブレーキ性能を確保。サイプは夏と冬のどちらでも効果的に路面をグリップできるよう、3次元形状でサイプを設計しており、サイプの底部分には細かな溝を設定して雪上でのグリップ力を確保している。
このほかに摩耗後の性能低下を抑制するため、ショルダー部分に用意する溝はゴムが摩耗していくにつれてワイド化する形状となっており、走行距離が伸びていっても雪上でのトラクション性能を維持できるようにしている。また、幅広い温度域をカバーできるコンパウンドを採用して、季節によって変化するさまざまな路面状況に対応する。
これらにより、ドライ路面やウェット路面でしっかりとしたブレーキング性能を備え、車内計測のパターンノイズ性能で同社の低燃費タイヤ「ENERGY SAVER+」を上まわる静粛性を実現。さらにENERGY SAVER+以上のロングライフ性能によって高い経済性も手に入れている。
このほか、雪上性能では国際基準で定められた「シビアスノータイヤ要件」に適合しており、製品のサイドウォールに「スリーピークマウンテンスノーフレークマーク」と「M+S」を刻印。冬用タイヤ規制時でもチェーン装着が不要となっている。「冬季に積雪路や凍結路を日常的に走行する場合にはスタッドレスタイヤの装着を推奨」としつつ、突然の降雪に対する不安を解消してくれる製品となっている。