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BMW、新型「M850i xDrive カブリオレ」。最高出力530PSのV8ツインターボ搭載4WD

0-100km/h加速3.9秒の4人乗りオープンモデル

2019年2月19日 発売

1838万円

「M850i xDrive カブリオレ」

 ビー・エム・ダブリューは2月19日、新型8シリーズに約15秒で開閉可能なルーフを採用した4人乗りオープンモデル「M850i xDrive カブリオレ」を発売した。価格は1838万円。

 M850i xDrive カブリオレには、新型8シリーズ クーペに採用されている新開発のV型8気筒 4.4リッターツインターボエンジンを搭載して、最高出力390kW(530PS)/5500-6000rpm、最大トルク750Nm/1800-4600rpmを発生する。トランスミッションは8速ATを組み合わせ、駆動方式は4WD。加速性能は0-100km/h加速で3.9秒を実現。燃料消費率はWLTCモードで8.2km/L。

 ボディサイズは4855×1900×1345mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2820mm。ボディの内部構造部材にカーボン素材、ボディパネルにアルミ材などを効果的に使用することで、オープンボディながら車両重量を2120kgに抑える軽量化を実現させた。

ルーフは50km/h以下の走行時も約15秒で開閉可能。ルーフを開けた状態でもトランク容量は280Lを確保する

 また、新型8シリーズ クーペと同様に従来のアクティブ・サスペンション・システムに新たに電子制御のアクティブ・スタビライザーを装着した「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」に加えて、「Mアクティブディファレンシャル」を装着し、コーナリング時の安定性と俊敏性を向上させたとしている。

 そのほかにも最先端の運転支援システムやBMWコネクテッド・ドライブなどを搭載。運転支援システムとして「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」「レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)」「レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)」「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」「サイド・コリジョン・プロテクション」「衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)」「クロス・トラフィック・ウォーニング」を装備。

新しいBMWの操作システム「BMW Operating System 7.0」を導入した運転席。10.25インチのコントロール・ディスプレイと12.3インチのフル・デジタル・メーター・パネルを採用。ステアリング・ホイールのボタン、センター・コンソール付近に配置されているiDriveコントローラー、タッチ操作に対応したディスプレイ、音声コントロールやジェスチャー・コントロールを備え、状況に応じてドライバーが最も操作しやすい方法で必要な情報や設定にストレスなくアクセスすることが可能という

 さらに、パーキング・アシスタントには、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶する「リバース・アシスト」機能を採用。同機能を活用することで、記憶したルートと同じルートをバックで戻ることが可能となり、例えば日本に多数点在する細い道に誤って迷い込んだ際など、安全かつ正確に元のルートに復帰することが可能という。