ニュース
BMW、8シリーズのオープントップ「8シリーズ コンバーチブル」発表。2019年3月市場導入
電動ソフトトップの開閉時間は15秒
2018年11月2日 14:38
- 2018年11月1日（現地時間）発表
独BMWは11月1日（現地時間）、「8シリーズ クーペ」のオープントップモデル「8シリーズ コンバーチブル」の発表を行なった。2019年3月の市場導入を予定する。
今回発表されたのは、8シリーズ クーペでラインアップする「M850i xDrive」にソフトトップを組み合わせた「M850i xDrive コンバーチブル」。クーペ同様、最新世代のV型8気筒4.4リッターツインパワーターボ「N63B44T3」型エンジンに8速スポーツAT（ステップトロニック付）を組み合わせ、最高出力523HP/5500-6000rpm、最大トルク553lb-ft/1800-4600rpmを発生。0-60マイル/h（約0-96km/h）加速は、クーペからコンマ2秒遅れる3.8秒とアナウンスされている。
また、8シリーズ クーペと同じくエンジンやトランスミッション、サスペンションシステムといった車両ダイナミクスは「FlexRay」と呼ばれる高速データ転送システムを介して相互にリンクしており、路面状態の変化や急加速/ブレーキ、自発的なステアリング操作など、変化する状況に応じてパワートレーンやサスペンションを最適化させることが可能。トランスミッションはナビゲーションシステムとも連携し、あらかじめルート設定していれば、例えば交差点手前で早めにシフトダウンしたり、効率のわるいアイドリングストップを防いだりすることができるという。
ファブリックを用いた電動ソフトトップは軽量を特徴とし、重心高を下げられるとともに外部からのノイズ低減に寄与するという。ルーフ開閉はセンターコンソールに用意されるスイッチで行なうことができ、開閉にかかる時間は15秒とのこと。また、ドアやボンネットフードなどにアルミを用いるとともに、CFRP（炭素繊維強化プラスチック）製のセンタートンネルを採用するなど、積極的に軽量化を行なっている。
装備面ではカブリオレ専用のブレーキシステムを備え、フロント4ピストン、リアシングルピストンのアルミ製のキャリパーを採用。足下はポリッシュ加工が施された20インチMアロイホイールを標準装備し、タイヤはカブリオレ用に製造された高性能タイヤ（写真はミシュランを装着。フロント245/35 R20、リア275/30 R20）を装着している。
インテリアではプレミアムメリノ・パーソナル・レザーを用いた新開発のスポーツシートを装備するほか、大きなドアポケット、前席センターアームレスト下の大型収納などで利便性を向上。後席バックレストは50：50分割可倒式となり、必要に応じてトランクスペースを拡大させることができる。
