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独BMW、ル・マン24時間レース決勝前日に新型「8シリーズ クーペ」世界初公開

523HP/553lb-ftのV8 4.4リッターターボ搭載

2018年6月15日(現地時間)発表

新型「8シリーズ クーペ」

 独BMWは、6月16日15時(現地時間)に決勝レースがスタートする「第86回ル・マン24時間レース」の前日に新型「8シリーズ クーペ」を世界初公開した。同モデルは2018年秋に販売を開始する予定で、まずは「M850i xDrive」がラインアップされる。

 同社は2017年5月にコンセプトモデル「コンセプト 8シリーズ」を公開しており、今回の新型8シリーズ クーペはそのプロダクションモデル。

 M850i xDriveでは最新世代のV型8気筒4.4リッターツインパワーターボ「N63B44T3」型エンジンに8速スポーツAT(ステップトロニック付)を組み合わせ、最高出力523HP/5500-6000rpm、最大トルク553lb-ft/1800-4600rpmを発生。0-60マイル/h(約0-96km/h)加速は3.6秒とアナウンスされている。

V型8気筒4.4リッターツインパワーターボ「N63B44T3」型エンジン

 新型8シリーズ クーペでは、エンジンやトランスミッション、サスペンションシステムといった車両ダイナミクス関連が「FlexRay」と呼ばれる高速データ転送システムを介して相互にリンクしており、路面状態の変化や急加速/ブレーキ、自発的なステアリング操作など、変化する状況に応じてパワートレーンやサスペンションを最適化させることが可能。また、ナビゲーションシステムとも連携し、あらかじめルート設定していれば、例えば交差点手前で早めにシフトダウンしたり、効率のわるいアイドリングストップを防いだりするといったことが行なえるという。

 エクステリアはスポーツクーペらしいロー&ワイドな出で立ちで、スリムなウィンドウピラー、「ダブルバブル」を描くルーフライン、長いホイールベース、現行ラインアップで最も薄いヘッドライトなどを特徴とし、オプションのCFRP(炭素繊維強化プラスチック)ルーフでもダブルバブルルーフを実現している。