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BMW、15秒で開閉できるソフトトップ採用の新型「M8 カブリオレ」
コンペティションモデルは625PS/750NmのV8 4.4リッターターボ搭載
2019年7月24日 15:49
- 2019年7月24日 発表
- 2338万円～2541万円
ビー・エム・ダブリューは7月24日、BMW Mの新しいフラグシップモデルとなる新型「M8」のオープンモデル「M8 カブリオレ」を発売した。価格はM8 カブリオレが2338万円、M8 カブリオレ コンペティションが2541万円。12月以降に順次納車が開始されるため、消費税率は10％を適用。ステアリング位置は左/右の設定。
M8 カブリオレは、本格的なサーキット走行に加えて公道走行も可能な新型M8をベースにしたオープンモデル。ボディサイズは4867×1907×1353mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2827mm、車両重量は2010kg（いずれもヨーロッパ仕様値）。高品質なファブリックを採用した多層式ソフトトップは、50km/h以下での走行中に15秒で開閉が可能。開閉時とも350Lのラゲッジルーム容量を備えている。
M8 カブリオレに搭載されたV型8気筒 4.4リッターMツインパワー・ターボエンジンは、BMW Mが培ってきた最先端の技術を採用。2基のターボチャージャーへ排気ガスを供給するエキゾースト・マニフォールドはクロスバンク型を採用し、排気エネルギーを最大限に活用しながら素早いレスポンスを可能とした。また、燃焼室に燃料を供給するダイレクト・インジェクション・システムの最高噴射圧力を350barまで高めることで、極めて微細な霧状の燃料噴射を実現。より高効率な燃焼を可能とした。オイル供給には高いレベルでのサーキット走行を考慮して、オイルパンのフロント側に小型のオイルチャンバーを搭載し、極度の横方向および前後方向の負荷がかかる状況下でも、必要に応じて小型チャンバーから追加でオイル供給を可能にする吸引システムを採用している。
これらの技術により、最高出力441kW（600PS）/6000rpm、最大トルク750Nm/1800-5600rpmを達成。コンペティションモデルでは、車両構造部との接続部をより強固にするエンジンマウントを採用するなどの専用開発が施され、最高出力は25PSアップの460kW（625PS）/6000rpmとした。コンペティションモデルの0-100km/h加速は3.3秒となる（数値はすべてヨーロッパ仕様値）。
デザイン面では新型M8と同様に、低重心かつ伸びやかなシルエットと、フロント・サイド・パネルには幅広なデザインを採用。光の反射による帯をボディに生み出し、究極を求めた高性能モデルであると同時に、繊細かつ優雅なラグジュアリーモデルとしての個性を演出した。加えて、ダブル・バー・キドニーグリルや、ボディ側面のエアブリーザーに装備された“Mギル”など、Mモデルの象徴的な装備も採用している。また、コンペティションモデルは、ハイグロス・ブラックのキドニーグリルとモデルバッチ、ドアミラー、リアスポイラーが装備され、よりアグレッシブなデザインを創出した。
