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トヨタ、新型「スープラ」量産第1号車がラインオフ。エンジンカバーに豊田章男社長の直筆サイン入り
1月実施のオークションで約2億3000万円で落札済み
2019年3月25日 20:55
- 2019年3月25日 発表
トヨタ自動車は3月25日、オーストリアのマグナ・シュタイヤー グラーツ工場で新型「スープラ」が3月初旬にラインオフしたと発表した。
新型スープラの量産第1号車は、外観にマットグレーのボディカラーを採用し、赤いドアミラーカバー、ツヤ消しブラックのホイールを装着。インテリアでは赤い革シートが与えられ、ダッシュボードにカーボン装飾を施されているという。VINナンバー(車両識別番号)は「20201」で、これはスープラのモデルイヤーの「2020」と、量産第1号車を示す「1」を組み合わせたもの。また、エンジンカバーには豊田章男社長の直筆サインが入っている。スープラのラインオフに向けてトヨタの技術者が何回もグラーツ工場に足を運び、生産現場のメンバーと共同で品質確認を実施しているとのこと。
なお、この車両は1月19日に米国で行なわれた「第48回バレットジャクソン・オークション」に出品され、210万ドル(約2億3000万円)で落札済みとなっている。
この発表内で、新型スープラの開発責任者を務めた多田哲哉チーフ・エンジニアは「この日を迎えることができ、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。パートナーシップにはさまざまな形があります。BMWとの協業での取り組みは両社にとって新しい経験でしたが、皆さんの熱意と強い志によって成果を形にすることができました。おかげさまでスープラは、非常にエキサイティングなクルマになったと自負しております」とコメント。
また、同じく新型スープラでデザイン責任者を務めた中村暢夫プロジェクト・チーフ・デザイナーは「スープラがラインオフしたことをとても嬉しく思います。さまざまなチャレンジがありましたが、みんながスポーツカーへの熱い想いを共有し、『乗って愉しく、カッコいいスポーツカーを!』と、一体感をもってデザインに全力を傾けました。スープラは、そのような想いやこだわりが詰め込まれたクルマです。古くからのファン含め、世界中のスープラファンに楽しんでいただけると信じています」としている。